子どもの教育資金は、住宅購入費、老後の資金と並び「人生三大支出」の一つとも言われています。
そのため、「子どもが小さいうちから教育資金を準備しておこう」と考えている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、教育資金を準備する方法として学資保険に注目し、
「いつから入ればいいのか」「入れるのはいつまでか」といった加入時期について解説していきたいと思います。
「ほけんのぜんぶ」は、ファイナンシャルプランナー(FP)が学資保険や教育資金の相談、資産運用、家計の見直しなど、お金に関する悩みの相談に対応してくれます。
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無料で何度でも相談できるので、お金に関するお悩みを抱えている方はぜひ一度ご相談してみてください。
赤ちゃんの学資保険はいつから加入した?多くは0歳から!
学資保険の加入時期を調査したアンケート結果※によると、3割の保護者が「子どもが0歳のうちに学資保険に加入した」と回答していました。
0歳から4歳までに加入したという回答をした保護者は7割を超え、妊娠中に決めたと回答した保護者も1割いました。
※出典:株式会社エイチームフィナジー調べ(2021年3月12日〜3月13日)
学資保険は早期加入のほうがお得
早い時期から学資保険に加入するメリットは2つあります。
- 毎月の積立金額を抑えることができる
- 返戻率(へんれいりつ)が高くなる可能性が高い
1つ目は、早くから積立を始めるため支払い期間が長くなり、結果として毎月の積立金額を抑えることができるという点。
2つ目は、保険会社が資金を運用する期間が長くなるため、返戻率が高くなる可能性が高いという点です。
「返戻率(へんれいりつ)」とは、支払った保険料に対して受け取れる満期金がどれくらいになるかを表す割合のこと。返戻率が100%を超えれば、支払った金額よりも多い金額を受け取れることになります。
早めに加入することで返戻率を上げられる可能性が高くなることから、早いうちからいろいろな保険会社の商品を比較検討すると良いでしょう。
学資保険のなかには、妊娠中から加入することができる商品もありますので、こちらの記事も併せて参考にしてください。
早期加入には保険のプロに無料相談が近道
学資保険のプランは、保険会社によって様々です。それぞれ独自の特徴があり、どの学資保険が自分の家庭に合っているのかを見極めるのは難しいかもしれません。
その場合は、ぜひ保険のプロに相談してみましょう。数ある保険会社から、自分の希望に合ったプランを紹介してもらえます。
何度でも無料で相談できるので、ぜひ納得のいく学資保険を見つけてください。
いつまで加入できる?小学生のタイミングでも可能?
学資保険に加入するタイミングは、早ければ早いほどメリットがあるということをご紹介しました。
それでは逆に、学資保険はいつまで加入できるのでしょうか。年齢が遅くなることのデメリットや、加入の年齢制限についても詳しく確認していきましょう。
学資保険加入には「子どもの年齢制限」がある
学資保険には、対象となる子どもの年齢制限があります。
一般的には、「0歳から6歳まで」が学資保険に申し込める年齢期限です。
数は少ないのですが、中には「12歳まで」など小学生になっても加入できる学資保険もあります。ですが、やはり選択肢が少なく、希望通りの商品が選べない可能性が高くなります。
また、子どもの年齢とともに親の年齢も上がるため、「親の年齢制限」に掛かってかかってしまう可能性も。
学資保険の加入時期が遅くなるほどデメリットが増えてしまうので、早めの行動が大切です。
加入が遅れた場合のデメリット
学資保険の加入が遅れると、以下のようなデメリットを被る可能性が高くなります。
- 加入できる学資保険の選択肢が少ない
- 返戻率が下がる
- 保険料が高くなる
それぞれの詳細は、下記の通りです。
加入できる学資保険の選択肢が少ない
子どもの年齢が上がるにつれて、加入できる学資保険の数は少なくなります。選択肢が少なくなるので、希望に合った学資保険を探すのが難しくなるでしょう。
希望に合う学資保険が見つからなかった場合、ほかの準備方法を検討しなくてはなりません。
返戻率が下がる
加入が遅くなれば、それだけ自分の年齢も上がっていきます。
一例として、日本生命の公式HPで「保険料のシミュレーション」を実際に行ってみた結果を共有いたします。
子どもが同じ0歳の場合でも、契約者の年齢を変更しただけで月額保険料や返戻率は変わります。
【子ども0歳・契約者30歳男性の場合】
【子ども0歳:契約者33歳男性の場合】
また、親の年齢は変えずに子供の年齢を0歳から3歳に上げてみたところ、返戻率はさらに下がることが分かりました。
【子ども3歳・契約者30歳男性の場合】
日本生命の学資保険の場合、対象となる子どもが3歳になると、選べる学資保険の種類も減っています。
保険商品によっては、満期金の受け取り時期を遅く設定して払込期間を伸ばしたり、払い込み完了時期を早めに設定したり、保険料の支払いを年払いにまとめるなどの工夫で、ある程度の返戻率アップは可能です。
しかし、上記の結果からも、早めに加入することが大切だということがお分かりいただけたのではないでしょうか。
払込期間が短ければ保険料が高くなる
同じ時期に保険料の払い込みが完了すると仮定した場合、0歳から加入した場合と3歳から加入した場合では、3歳から加入した方が毎月支払う保険料は高くなります。
学資保険を200万円受け取る場合の保険料を、返戻率は100%として単純計算してみたのが、下記の結果です。
【0歳から18歳まで払い込みする場合】 | 200万円÷(12ヶ月×18年)=約9,300円/月 |
【3歳から18歳まで払い込みする場合】 | 200万円÷(12ヶ月×15年)=約11,100円/月 |
契約者の年齢や性別、返戻率などで毎月の保険料は変わりますが、払込期間が短ければそれだけ、毎月の保険料金の負担は上がります。
毎月の引き落とし金額が大きくなると日常の生活費にしわ寄せがきてしまう可能性もありますし、学資保険は途中解約をすると元本割れを起こす場合もありますので、無理のない金額を設定するようにしてください。
学資保険の加入が間に合わない方や、学資保険以外の教育資金の準備方法を検討したい方は、こちらの記事も参考にしてください。
学資保険ってどんな保険?
そもそも学資保険とはどのような保険なのでしょうか。学資保険のメリットとデメリットについてまとめてみました。
- 計画的に教育資金を貯められる
- 貯金にくらべて利率(返戻率)が良い
- 保険料の払込免除の対象になる
- 節税になる
- 途中解約すると元本割れするリスクがある
- 満期までお金が引き出せない
- 株式投資などの資産運用に比べて返戻率が低い
- インフレ時に不利になる
毎月一定の金額を積み立てる学資保険は、計画的な貯蓄方法として便利な反面、急な出費や経済状況の変化に対しては、対応が難しい一面もあります。払い込みができなくなって途中解約すると、元本割れしてしまうなどのデメリットもあるため、無理のない計画が重要です。
また、銀行預金に比べると利率(返戻率)が高い場合が多いのですが、投資信託などの資産運用と比べてしまうと、利率は少なくなります。
一方で、親にもしものときがあった場合それ以降の保険料の払い込みが不要になる「払込免除」保障や、オプションで付けられる医療保障といった「保険」の側面を考慮に入れると、単に利率だけでは比べられない魅力があるのも確か。
子どもの進学を応援するためにどんなポイントを重要視するかで、学資保険を選ぶべきかどうかは違ってきます。
学資保険のメリットとデメリットについては以下の記事でも詳しく解説していますので、併せて参考にしてください。
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学資保険を選ぶポイント
最後に、実際に学資保険を選ぶうえでチェックしておきたい4つのポイントをまとめます。
- 返戻率(へんれいりつ)
- 受け取るタイミング
- 貯蓄と保障のバランス
- 毎月積み立てる金額
1つずつ、詳しく見ていきましょう。
① 返戻率(へんれいりつ)
返戻率とは、払い込んだ保険料に対して受け取れる金額の割合のことです。
例えば、300万円を払い込み、満期金として330万円を受け取った場合、返戻率は110%になります。返戻率が100%を下回る商品は「元本割れ」と呼ばれ、払い込んだ金額よりも少ない金額しか受け取れません。
ただし、返戻率が低い学資保険の中には手厚い保障が付いている商品が多く、その保障を優先する場合は、元本割れを気にする必要はないかもしれません。返戻率を優先するか、万が一の場合の安心を優先するかで、選ぶ商品も変わってきます。
学資保険の目的が貯蓄なのであれば、保障や特約はなるべく減らして、返戻率が高い保険商品を選びましょう。
下記の記事では、返戻率を高くするコツなどを紹介しています。
② 満期金やお祝い金など受け取るタイミング
学資保険の中には、満期金の他に「お祝い金」などの名前でお金を受け取れる商品があります。
一般的に、お祝い金として分割して受け取るよりも、大学入学時などに一括して受け取れる商品の方が、返戻率は高い傾向にあります。
ですが、中学や高校の入学時にはお金がかかるため、そのタイミングでお祝い金を受け取れる方がありがたいというご家庭もあるでしょう。
大学の入学金と学費を賄うためのものなのか、中学・高校入学時にお祝い金が必要なのかは、各家庭によって異なります。学資保険の検討をする際には、支払われるタイミングもしっかりと確認しておきましょう。
③ 貯蓄と保障のバランス
学資保険は、大きく分けて教育資金の貯蓄に重点をおいた「貯蓄型」と、万が一のときの保障もプラスされた「保障型」の2種類に分類できます。
一般的に、親や子どもの病気や怪我などに対する保障を手厚くすると、その分毎月の保険料が上がり、支払う金額に対して受け取れる金額は少なくなる、いわゆる元本割れを起こしやすくなります。
保障型の学資保険を選ぶ場合は、契約内容をしっかりと確認し、必要な保障内容が含まれていて、かつ無理のない保険料のものを選びましょう。
子供の怪我や病気に対しては自治体の医療費助成制度がカバーしてくれる場合もありますので、その保障が本当に必要なものなのかという見極めも必要です。
一方で、教育資金の貯蓄を目的としている場合は、こうした保障や特約などは最低限のものだけを残し、なるべく不要な保障を削ることで、返戻率を高くすることが可能です。
④ 毎月積み立てる金額
学資保険は、長期にわたり毎月決まった金額を払い込まなければなりません。そのため、日々の生活が保険料で圧迫されて、途中解約せざるを得ないという状況は避けたいところです。
つまり、受け取れる金額と毎月の保険料のバランスが大切ということですね。
「毎月の児童手当を学資保険の積み立てに充てる」など、無理のない保険料設定と支払い計画を練ることをおすすめします。
選ぶのが難しいなら 保険のプロに無料相談する
学資保険の選び方について紹介してきましたが、「自分たちだけで保険内容を確認するのは不安がある」という方には、保険のプロに相談することをおすすめします。
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学資保険は早めに加入して計画的に教育資金を貯めよう
学資保険への加入は、早めであるほどメリットが大きいです。
中には妊娠中の加入が可能な学資保険もありますので、毎月の保険料を抑えたい方や返戻率の高い商品を探している方は、ぜひ早めの検討を開始してください。
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清水凌|ファイナンシャルプランナー 保有資格:FP技能士2級/証券外務員I種/web解析士 学習院大学法学部法学科卒。 インターネット企業で大手出版社や大学メディアのコンサルティング業務全般に従事。 プライベートでは財テクメディアを運営し、投資・ポイ活関連の情報を発信している。