【医師監修】妊娠線のできるしくみと予防方法
おなかの赤ちゃんの成長とともに、どんどん大きくなるおなか。やはりそこで気になるのは「妊娠線」ではないでしょうか? そもそも妊娠線はなぜできるのか、そして妊娠線の予防方法について知っておきましょう。
妊娠線はなぜできるのでしょうか?
皮膚は表皮、真皮、皮下組織から成り立っています。妊娠してママのおなかが大きくなっても表皮は伸びることができます。一方、真皮や皮下組織の一部は伸びにくいため、おなかが大きくなるのについていけず、亀裂が生じ、赤紫色の線状斑が現れます。これが妊娠線です。
できてしまった妊娠線は痛むことはありませんが、かゆくなることがあるので、強くかきこわしてしまわないようにしましょう。できたてのころは赤紫色で、時間の経過とともに白っぽくなってきます。一度できてしまった妊娠線は産後目立たなくはなりますが、決して消えることはありません。
妊娠線の予防時期はいつごろから?
妊娠線が出やすい時期は、妊娠初期以降つわりが終わり、食欲が急激に増加するのに比例して体重が増加するころに出始めるます。少し見えにくい下腹部や、乳房や太ももにも妊娠線(赤い線)が出ることがあります。
乳房にできる妊娠線は乳輪を中心に放射状に現れやすく、太ももも同じく放射線状になります。皮下脂肪などが厚いと皮下組織の弾力性がなくなるので妊娠線が出やすく、また小柄でおなかが突き出やすい人、双胎の場合や経産婦さんにも出やすいと言われています。
妊娠線の予防方法は?
一度できてしまうと一生消えることのない妊娠線は、できれば作りたくないという方も多いのではないでしょうか?妊娠線予防するための主な注意点を覚えておきましょう。
- バランスの良い食事を心掛けましょう
- カロリーの高い食べ物は控えましょう
- 体重増加は8kg〜10kgに抑えましょう ※BMIによって許容体重増加量の目安は異なります
- 妊娠線専用クリームなどで肌を柔軟に保ちましょう
ママの体験談、妊娠線
最後の最後が危ないよ〜。
おなかの妊娠線ですが、私はできなくて「あ〜よかった。私はできないんだー」と安心していました。すでにおなかは「双子ちゃん?」って聞かれるくらいぱんぱんに大きくなっていたけど、妊娠線はできず、「ふふふ……」とほくそ笑んでいました。……が、最後の最後にやられました。本当に最後の2週間くらいで、ビビビビーっと。下腹部に、すいかのごとくできてしまったものは消えることはなく、今もスイカを下腹部に抱えています。ですので、今はできていなくても油断は禁物ですよ! 専用クリームでのお手入れは最後までしましょう!
私は黒い妊娠線ができました…。妊娠線ができないように早くからクリーム塗っていたので、ひび割れしなかった〜と思ったら、急激に胸が張ってきたおかげで胸に妊娠線ができちゃいました……。完全には治らないらしいので、もうビキニは無理ですね……ううう……。出産後、体重自体は減ったものの、おなかも太ももも以前より太いです。どこが減ったの? 内臓? って感じです。
私は妊娠7カ月のころ、すでに臨月状態のおなかでした。それまで妊娠線ができなかったのも、専用クリームを塗って注意していたからだと思います。ですが……臨月近くなったころ、油断してケアを怠ってしまいました。みるみるうちに、胸やお尻、太ももまで妊娠線ができてしまいました〜! ご存知のとおり、できてしまった妊娠線は消えません。 雑誌で、「目立たなくなる」と書いてあったので少し期待しましたが、全然です。とっても後悔していますよ。