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【学資保険】人気11社を徹底比較!キャンペーン情報あり

積立保険のおすすめランキングTOP5!年齢や条件別のおすすめ商品や選び方も解説

積立型の生命保険は、将来に備えてお金を貯めながら保障も得られる保険です。「積立保険に興味はあるけど、どれを選べばいいのかわからない」「掛け捨てとの違いは?メリットはあるの?」と悩んでいる方も多いでしょう。

本記事では、おすすめの積立保険をランキング形式で紹介し、さらに年代や目的に応じた選び方まで解説します。積立保険の種類ごとの特徴や比較ポイント、注意点、実際の口コミも交えていますので、自分に合った商品選びの参考にしてください。積立保険のおすすめポイントや比較のコツ、「積立型生命保険のメリット・デメリット」まで分かりやすくまとめています。それでは順番に見ていきましょう。

目次

おすすめの積立保険は年齢や目的で違う!種類と選び方

積立保険にもさまざまな種類があり、最適な商品は年齢や加入目的によって異なります。まずは基本となる積立保険の仕組みを押さえ、掛け捨て型との違いや代表的なタイプを理解しましょう。その上で、自分に合った積立保険を選ぶポイントを解説します。

積立保険とは、保障を得ながら貯蓄もできる保険です。毎月支払う保険料の一部が積立金となり、満期や解約時に解約返戻金として受け取れます。これは満期や解約時に何も戻らない掛け捨て型保険との大きな違いです​。つまり、万一の保障に加えて満期保険金や解約返戻金があるのが積立型の特徴です。一方、掛け捨て型保険は満期や途中解約しても戻り金がないので、保険料は安いですが貯蓄性はありません。

積立保険には主に以下のような種類があります。

終身保険

終身保険は、一生涯の死亡保障がある積立型保険です。被保険者が亡くなったときに死亡保険金が支払われ、解約すれば解約返戻金を受け取れる長期の貯蓄機能も備わっています​。保障が一生続くため遺族に必ず保険金を残せる安心感があり、途中で資金が必要になれば解約して積立金を取り出せます。

亡くなるまで保障が続くので必ず死亡保険金が支払われ、例えば自分の葬儀費用や家族への資金を確実に残せます。さらに保険を解約すればそれまでの積立分が解約返戻金として戻ってくるため、「掛け捨てにならない」のが利点です。払込が完了した後も預けておけば返戻率が増え、払い込んだ保険料以上の解約返戻金を受け取れる可能性もあります。長期契約では解約返戻金が増えて支払保険料総額を上回ることもあるのです。一方デメリットとして、定期保険(掛け捨て)より保険料が高めである点が挙げられます。同じ保障額なら掛け捨てより負担が大きく、途中で解約すると返戻金が払込保険料より少なくなる「元本割れ」のリスクもあります​。終身保険は長期間継続してこそメリットが出る商品なので、短期間で解約してしまうと損をする可能性が高いです。そのため、終身保険は「長い目で貯蓄したい」「一生涯の保障が欲しい」方に向いています。例えば、老後の葬儀代や家族への遺産づくり、将来解約して資金に充てる計画などがある方に適した積立保険と言えます。

養老保険

養老保険は、一定の保険期間を設定し、満期まで生存すると満期保険金が受け取れる積立型保険です。期間中に被保険者が死亡した場合は死亡保険金が支払われ、満期まで生きていれば死亡保険金と同額の満期保険金を受け取れるのが特徴です​。いわば死亡保障と貯蓄を両立した保険で、満期時には必ずお金が戻るため「掛け捨て部分がない」点が魅力といえるでしょう。

デメリットとして、掛け捨ての定期保険などと比べ保険料が割高です​。また保険期間が満了すると保障も終了するため、一生の保障が欲しい場合は別途備えなければなりません。将来お金の価値が下がるリスクもあり、長期間契約では受け取るお金の実質価値が目減りする可能性もあります。養老保険は「決まった時期に確実に資金を用意したい」方に向いています。例えば、老後の資金を◯歳時点で確保したい、あるいは住宅資金や教育資金を計画的に準備したい場合などに適した商品です。

個人年金保険

個人年金保険は、老後に年金形式や一時金でお金を受け取ることを目的とした積立型保険です​。公的年金とは別に、自分で資金を積み立てて将来の生活費に備える私的年金と位置付けられます。契約者は一定期間保険料を払い込み、契約時に定めた年齢から年金として、一定額を一定期間受け取ります。個人年金保険は老後資金作りに特化しており、貯蓄が苦手な方でも計画的に積み立てられるでしょう。

一方デメリットとして、元本割れのリスクがあることに注意が必要です。特に契約から間もない短期間で解約すると、解約返戻金は払い込んだ保険料よりかなり少なくなります。また運用利率が固定の定額型では、将来の物価上昇に対応できず実質価値が目減りします​。逆に、変額型や外貨建て型ではインフレに強い可能性がありますが、運用次第で受取額が減るリスクがあります。いずれにせよ長期契約となるため、途中で払えなくならないよう無理のない保険料設定にすることが大切です​。

学資保険

学資保険は、子どもの教育資金を計画的に準備するための積立型保険です。お子さんが小さいうちから保険料を積み立てていき、将来の進学時期(高校入学や大学入学など)に合わせて満期保険金(学資金)を受け取れる仕組みになっています。契約者に万一のことがあった場合、それ以降の保険料払い込みが免除される特約が付いている商品が多く、親に万一のことがあっても教育資金を確保できるという安心感があります。

また、商品によっては高校・大学入学時など節目ごとに祝い金を分割受取できるタイプもあり、必要なタイミングで資金を受け取る柔軟性もあります。さらに契約内容によっては学資保険も生命保険料控除の対象となり、所得税などを軽減させられます。

反面、学資保険は基本的に18歳前後まで長期間積み立てる前提のため、途中で解約すると元本割れ(になることがほとんどです。またインフレや学費の値上がりリスクに対しては、受取額が契約時点で固定されている定額型だと対応できません。近年は低金利の影響で返戻率が100%前後の商品も多く、「増える」というより「強制貯蓄+保障」と割り切る必要があります。「学資保険は意味ない?」と疑問に思う声もありますが、貯蓄が苦手な方にとっては確実に教育費を残す仕組みとして意義があります。特にお子さんのために「確実に貯めたい」場合や、親に万一のことがあっても教育費を残したい場合には心強い商品でしょう。

積立保険の選び方ポイント

積立保険から自分に合った商品を選ぶには何に着目すべきでしょうか。以下のポイントを参考にしてください。

  • 目的に合った保障内容か:老後資金、教育資金、死亡保障など何のために積立保険に入るのか明確にしましょう。目的に応じて必要な保障タイプや期間が異なります​。自分の目的をはっきりさせ、それに合致する保険種類・保障内容のものを選びます。
  • 保険期間・払込期間:いつまで保障が欲しいのか、いつまで保険料を払い続けるかも重要です​。例えば「65歳までに払い込みを終えて、その後は保険金を準備したい」「子供が大学を卒業するまで保障があれば十分」など、目的によって適切な期間が違います。契約期間中に解約すると返戻率が悪くなることもあるため、無理なく完了できる期間設定にしましょう。
  • 受け取れる金額・返戻率:将来受け取れる満期金や年金額がどのくらいになるかも比較ポイントです。受取率=「受取総額 ÷ 払込保険料総額」は商品によって様々なので確認しましょう​。受取率100%を下回る期間が長い商品もあるので、契約前にシミュレーションで解約返戻金の推移を確認し、期待する利回りが得られるか検討しましょう。
  • 保険料の負担と継続性:積立保険は長期の家計負担となるため、無理なく払い続けられる保険料であることが大切です。途中で支払不能になり解約すれば元本割れで損をする可能性が高いです。収入や支出のバランスを見て、将来にわたって払い続けられる金額に設定しましょう。保険料が高いと感じる場合は保障内容を見直したり、積立額を抑えられる商品を検討すると良いです。
  • 商品の柔軟性や特徴払込免除の有無や、途中で契約内容を変更できるオプション、資金が必要なときに契約者貸付でお金を借りられるかなども確認しましょう。自分のライフステージの変化に対応できる柔軟性があると安心です。また、外貨建てや変額保険の場合は最低保証利率やリスク管理の仕組みなどもチェックしてください。

おすすめの積立保険ランキングTOP5

数ある積立型の保険商品の中から、特に人気が高く専門家からの評価も良いおすすめの積立保険ベスト5を紹介します。返戻率の高さや保障内容の充実度、使い勝手など総合的に優れた商品をピックアップしました(※順位は当記事の独自評価です)。各商品の特徴やおすすめポイント、どんな人に向いているかも解説しますので、商品の比較検討にお役立てください。

TOP1:終身保険 新ながいきくん(かんぽ生命)

「新ながいきくん」は、かんぽ生命が提供する積立型の終身保険です。一生涯の死亡保障を備えつつ、将来解約すれば積み立てたお金が戻ってくる貯蓄性を兼ね備えています。かんぽ生命の看板商品で契約者も多く、安心感と堅実性で定評があります。

新ながいきくん最大の特徴は、契約から一定期間を過ぎると解約返戻金の返戻率が高くなる点です。低解約返戻金型プランを採用しており、保険料払込期間中の解約返戻金を抑える代わりに、払込満了後は返戻率がグッと上がる設計になっています。そのため長く持つほどお得で、老後や将来資金を準備する手段として適しています。

信頼性の面でも、かんぽ生命という大手保険者の商品であることから元本の安全性に安心感があります。契約年齢も幅広く、15歳から85歳まで加入できます​。保険金額(死亡保障額)は100万円から設定可能で、予算や必要保障に合わせて柔軟に選べます。保険料の払い込み期間も「55歳払済」「65歳払済」など自身のライフプランに合わせて選択できるため、例えば現役のうちに支払いを終えておき老後は支払い負担なく保障を持ち続ける、といった設計も可能です。

注意点としては、返戻率が高くなるのは払込満了後である点が挙げられます。払込期間中に解約すると返戻率が大きく下がり、元本割れになるので注意しましょう。事実、10年経過時点では返戻率約61%と低く設定されています。したがって「すぐに解約するかもしれない」という方には向きません。

総合的に、新ながいきくんは「安全にコツコツ貯蓄しながら一生涯の保障も欲しい」人におすすめです。特に保険の専門知識がなくとも郵便局で手軽に相談・加入できる点や、かんぽブランドの信用力から、初めて積立保険を検討する方やご高齢の方にも適した商品でしょう。貯蓄性と保障をバランス良く備えた終身保険の代表格としてランキング1位に選びました。

新ながいきくんの基本情報:

| 契約可能年齢 | 満15歳~85歳​ | | 保険期間(保障期間) | 終身(死亡保障は一生涯) | | 保険料払込期間 | 選択可能(例:55歳払済、65歳払済など) | | 保険金額(死亡保障額) | 100万円~1,000万円​| | 特記事項 | 低解約返戻金型(払込期間中の返戻金抑制)、払込免除特約など付加可 |

TOP2:オリックス生命 終身保険RISE(ライズ)

「RISE(ライズ)」は、オリックス生命の提供する積立型終身保険です。一生涯の死亡保障を確保しながら、保険料を抑えつつ貯蓄もできるよう工夫された商品で、コストパフォーマンスの良さから人気を集めています。

終身保険RISEの特徴は、低解約返戻金特則を付加した終身保険である点です。保険料払込期間中の解約返戻金を低く抑えることで、その分保険料を割安に設定しています。言い換えれば、払込満了前に解約しない限りお得に終身保障を持てるしくみです。払込満了後は解約返戻金がグッと増え、受け取れるお金が払い込んだ保険料総額を上回るよう設計されています。具体的には、たとえば60歳払済プランに加入し60歳で払い込み終了すると、その後は解約返戻金が払込保険料より多くなっていくため、老後の備えとして資産を増やす効果も期待できます。

またRISEは柔軟な設計が可能です。保険金額は基本100万円から最大5,000万円まで設定でき(76歳~80歳での契約は100万円限定)​、払込期間も終身払いのほか、15年払や20年払などの短期払いや◯歳払済などライフプランに合わせて選べます。短期払いを選択した場合には自動で介護前払特約が付加され、高齢期の介護リスクにも備えられるようになっています。さらに、契約後の部分解約にも対応しており、まとまった資金が必要になった際に柔軟に対応できる点も魅力です​。

保険料の手頃さもRISEの売りです。他社同タイプと比較して月々の保険料が抑えられているとの評価があり、同じ保障額なら家計負担を軽減できます。例えば30歳男性が死亡保障500万円・15年払済で契約した場合、月額保険料は1万8千円程度という試算があります。一生涯の保障を得つつ将来は貯蓄にもなることを考えれば、比較的支払いやすい水準と言えるでしょう。

注意点として、低解約返戻金型ゆえに払込期間中の解約は元本割れになります。短期で解約する予定がある人には不向きです。また、外貨建てや変額ではなく円建て・定額の商品なので、インフレ局面では返戻率の実質価値が目減りする可能性があります。とはいえ、リスクを抑えて確実に資産を増やしたい方や、「終身保険は欲しいけどできるだけ保険料は安くしたい」という方には非常にマッチした商品でしょう。保障と貯蓄を両立しつつコスパも良い点で評価が高く、当ランキングでも上位に選出しました。

終身保険RISEの基本情報:

| 契約可能年齢 | 0歳~80歳程度(76~80歳は最低保険金額100万円) | | 保険期間 | 終身(死亡保障が一生涯続く) | | 保険料払込期間 | 終身払または短期払(例:10年、15年、20年、55歳・60歳払済など選択可) | | 保険金額 | 100万円~5,000万円(100万円単位) | | 特記事項 | 低解約返戻金型、短期払い時は介護前払特約自動付帯、リビング・ニーズ特約標準付帯 等 |

TOP3:アクサの一生保障の終身保険(保険料長期割安型)

「アクサの『一生保障』の終身保険(保険料長期割安型)」は、アクサ生命が提供する積立型の終身保険です。名前のとおり一生涯の保障が続く終身保険でありながら、長期契約でも保険料が割安になるよう工夫された商品です。将来の資金準備にも適しており、アクサ生命の提案力を活かした柔軟なプラン設計が可能となっています。

低払いもどし金特則付きのタイプで、契約後一定期間は解約返戻金を抑える代わりに保険料を安く設定しています。具体的には、契約から一定期間を「低払いもどし期間」とし、その期間中の解約返戻金を通常の70%に抑えることで、保険料を割安に設定しています。その分、同じ保障額でも一般的な終身保険より月々の保険料が軽減されています。そして低払いもどし期間を終えると解約返戻金が一気に増え、払い込んだ保険料を上回る満期金(解約返戻金)を受け取れる設計です。「55歳低払いもどし期間型」「65歳低払いもどし期間型」など複数のプランが用意され、加入時に将来の払いもどし金の戻り率が確定します​。安定した資産形成が可能で、長生きして低払い期間を超えれば大きなリターンが期待できる点がメリットです。

また、保障内容の移行や特約追加による柔軟性も大きな特徴で、払込終了時にライフステージに応じて保障形態を選び直せます。さらに、健康に不安がある方でも加入しやすいよう無告知型のプランも用意されており​、持病がある方でも貯蓄性保険に入れるチャンスが広がっています。

保険料払込期間は「5年・10年・15年・20年払済」「50歳・55歳・60歳・65歳・70歳・75歳・80歳払済」「終身払」から選択できます。最低保険金額は100万円からで、性別・年齢に関わらず一律の保険料テーブルが採用されているのも特徴です​。これによりシンプルで公平な料金設定になっており、特に50代で加入する場合でも同世代向けとしては貯蓄性に優れたプランとなっています​。

留意点としては、他の低解約返戻金型終身と同様途中解約は不利になること、契約可能年齢が65歳までとシニア層には加入できないことがあります。またインフレや金利動向による予定利率変動はない定額商品なので、市場金利が上昇した場合には返戻率は契約時に決めた水準で固定されます。しかしその分元本と利回りが契約時に確定しており、将来の見通しが立てやすいメリットとも言えます。

総じて、アクサの一生保障終身(長期割安型)は「保障も欲しいが老後の資金も確実に増やしたい」という方に向いています。保険料が比較的安く済み、さらに将来介護保障などへの転換もできる柔軟性から、ライフプランに沿った活用が可能です。大手外資系のアクサ生命ならではの堅実な商品設計であり、専門家評価も高いためランキング上位に選出しました。

<small>(参考:アクサ生命公式パンフレット、保険比較サイト解説記事​​)</small>

アクサ「一生保障」終身保険の基本情報:

| 契約可能年齢 | 5歳~65歳 | | 保険期間 | 終身(低払いもどし期間経過後は解約返戻金増加) | | 保険料払込期間 | 15年/20年 または 55歳/60歳/65歳/70歳/75歳/80歳まで 等から選択 | | 保険金額 | 300万円~(最大約7億円)※10万円単位 | | 特記事項 | 低払いもどし金特則付、無告知型プランあり、介護・医療保障への移行オプションあり |

TOP4:かんぽ生命 養老保険(長寿支援保険「長寿のしあわせ」)

「長寿のしあわせ」は、かんぽ生命の長寿支援保険(養老保険型)です。正式には「予定利率変動型年金共済 ライフロード」ではなく、かんぽ独自の養老保険的商品として位置付けられていますが、実質的に個人年金保険に近い貯蓄商品です。死亡保障を付けない代わりに長生きしたときの年金受取額を手厚くしている点が特徴で、2017年に発売されて以来、高齢者を中心に注目されています。

「長寿のしあわせ」は死亡保障を行わない積立保険です。契約者が生存している限り一定期間年金を受け取れるしくみで、具体的には契約時に設定した年金開始年齢から最長30年にわたって毎年年金を受け取れます​。例えば60歳で契約し、65歳から年金受取開始・30年確定年金とすれば、95歳まで年金が受け取れます。もし受取期間中に死亡した場合は、残りの年金原資相当額が死亡給付金として支払われます。死亡保障を省いて貯蓄重視に振っているため、受け取れる年金額が払い込んだ保険料に対して大きく設定されている点が魅力です​。実際、「死亡保障を抑制することで、払込保険料に対して最終的な受取金額が大きくなるよう設計」されています​。

加入可能年齢が50歳~70歳と高めに設定されており​、まさに「定年直前からでも間に合う」個人年金です。基本年金額は10万円~90万円の範囲で自由に設定でき、性別や年齢による保険料差がなく一律の料率になっているのもユニークです​。例えば55歳女性でも55歳男性でも同じ条件なら同額の保険料で契約できます。これによりシンプルで分かりやすく、シニアでも加入しやすい商品となっています。

メリットとして、利率の変動に対応している点も挙げられます。長寿のしあわせは予定利率が固定ではなく、経済情勢に応じて6年目以降は毎年見直される予定利率変動型です。市場金利が上がれば将来の年金額(または年金増額ボーナス)が増える可能性があり、しかも一度増えた年金額はその後下がることはありません。「増えることはあっても減らない」という点で、公社債連動のような仕組みを取り入れて資産寿命の延伸を図っています。さらに加入年齢は最大85歳まで可能(受取開始は原則60歳以降)と案内されており、かなり高齢の方でも老後資金準備に間に合う珍しい商品です。毎月1万円から積立感覚で掛金を払える手軽さや、クレジットカード払いにも対応している点もメリットでしょう​。

デメリット・注意点としては、被保険者が早期に死亡した場合は払込保険料に対して損をする可能性があることです。極端に言えば「90歳以上まで生きれば勝ち、早く亡くなれば負け」とも評される商品で、実際「90歳以上まで生きる確率は男性26%、女性50.1%」というデータもあります。もし年金受取開始後すぐに亡くなると、残りの保証期間分しか受け取れず、払った割にリターンが少なくなります。また予定利率が変動するとはいえ長らく低金利が続けば増える余地は限定的であり、その場合は最初に提示された受取額が確定します。加入時に利率が決まる定額型ではないため、将来金利が下がれば増えない可能性もゼロではありません。

それでも、「長寿のしあわせ」は50代・60代からでも効率的に老後資金を作りたい人にとって貴重な選択肢です。公的年金だけでは不安な分を補いたいが、投資のようなリスクは取りたくないという方に適しています。かんぽ生命の信用や、税制適格特約を付加すれば個人年金保険料控除の対象にもなる点など付加価値も十分です。以上の点から、当ランキングでも「ミドル・シニア世代向け積立保険」の代表として4位にランクインしました。

<small>(参考:かんぽ生命公式サイト商品説明、アドバイザーナビ解説記事​​、womanエキサイト記事)</small>

長寿のしあわせ(長寿支援保険)の基本情報:

| 契約可能年齢 | 50歳~70歳(加入年齢0~55歳の他商品とは別枠)​※85歳まで加入可との資料もあり | | 保険期間・年金受取 | 年金受取開始は契約後5年以上かつ60歳以降。年金受取期間は5年・10年・15年または終身(保証期間付)から選択 | | 払込期間・方法 | 原則60歳または65歳まで月払い(最低月5,000円~)※一時払いも選択可 | | 年金額設定 | 年金年額10万円~90万円(契約時に基本年金額を設定)​ | | 特記事項 | 死亡保障なし(年金支払期間中の死亡は残額支払)、予定利率変動型(6年目以降毎年利率見直し)、個人年金保険料控除適格(条件あり) |

TOP5:ソニー生命 変額個人年金保険 SOVANI(そばに)

「SOVANI(そばに)」は、ソニー生命が提供する変額個人年金保険です。低金利の日本で人気急上昇中の積立保険で、運用によって資産を増やしながら老後の年金を準備できる商品として注目されています。2022年発売以来契約件数が急増し、わずか2年で預かり資産残高1兆円を突破したヒット商品です。

SOVANI最大の特徴は、月々3,000円という少額から積立を開始できる手軽さと、複数の特別勘定による本格的な資産運用を両立している点です。契約時に自分のリスク許容度に応じて16種類の特別勘定から最大8つまで選択し、保険料はそれらで運用されます​。運用成績次第で将来受け取る年金額が増減し、うまく運用が奏功すれば払い込んだ保険料総額を大きく上回る年金を得ることも可能です。もちろん最低保証も設定されています。SOVANIでは毎月の積立利率に年3.00%の最低保証が付いており​、たとえ運用環境が悪化しても年3%)の利率は確保される仕組みです。実際、2020年~2024年の積立利率実績は年2.83%~3.09%で推移しており​、最低保証を上回る利率が適用されています。言い換えれば元本割れしにくく、増える可能性は十分にあるという安心感があります。

また、柔軟な受取設計も魅力です。積み立てた資産は所定の年齢以降、年金として分割受取することも一括で受け取ることもできます。受取開始の時期も予定より早めたり遅らせたり調整可能で、ライフプランの変化に応じて対応できます。さらに年金受取開始後も特別勘定で運用を継続しながら受け取る形となるため、取り崩しながらも資産運用を継続する「長生きリスクへの備え」としても機能します​。加えて、健康状態の告知や医師診査が不要な無告知型商品なので、持病があっても加入しやすいです。

SOVANIのメリットをまとめると、「少額・手軽・高いリターン期待・柔軟性」がキーワードになります。オリコンの顧客満足度調査「個人年金保険」部門では2024年に総合1位を獲得し、FPからの評価も4年連続1位という実績があります​。特に「保障内容の独自性」「商品内容の分かりやすさ」で高評価とのことで​、初心者にも取り組みやすい変額保険と言えるでしょう。

注意点としては、為替リスク運用リスクが挙げられます。SOVANIは主に外貨建で運用されるタイプが人気で、円安・円高の影響を受けます。受取時に円高だと受取額が目減りする可能性があります。また運用成果によって年金額は変動するため、最低保証はあるものの想定より増えないケースもありえます。そのため、リスクを理解した上で長期運用することが大前提です。しかしソニー生命では相場急変時にすぐメールで知らせてくれたりマーケットレポートを提供してくれるなど、契約者サポートも手厚く、安心して資産形成を続けられる体制を整えています​。

総じて、SOVANIは「積極的に資産を増やしたい」「低金利を打破したい」方におすすめの積立保険です。投資信託に近い運用を保険の形で行えるので、生命保険料控除や死亡保障といった運用益非課税や保険契約ならではの制度などメリットも享受できます。人生100年時代の資産形成として、今後も注目の商品でしょう。ランキング5位に選出しましたが、リスク許容度がある方には1位にも匹敵する魅力があるといえます。

<small>(参考:ソニー生命プレスリリース​、ソニー生命公式商品情報​​、オリコン顧客満足度サイト)</small>

ソニー生命 SOVANIの基本情報:

| 契約可能年齢 | 0歳~75歳程度(プランによる、無告知型)​ | | 保険料(掛金) | 月々3,000円から設定可能(一時払いは50万円以上~) | | 運用方法 | 変額保険(特別勘定で運用、16ファンドから選択) | | 最低保証利率 | 年3.00%(米ドル建の場合。最低利率が毎月の積立利率に適用)​ | | 年金受取開始年齢 | 契約時に選択(例:60歳、65歳など)※繰上げ・繰下げ可 | | 年金受取方法 | 確定年金または一括受取(選択可、受取中も運用継続) | | 特記事項 | 為替リスクあり(外貨建の場合)、死亡給付金あり(積立金相当額) |

以上、積立保険の総合ランキングTOP5を紹介しました。それぞれ保障内容や貯蓄性に特徴があり、一概にどれが良いとは言えませんが、「安全重視で確実に+αを貯めたいなら新ながいきくん」「コスパ良く終身保障が欲しいならRISE」「将来の保障変更など柔軟性を求めるならアクサの終身」「高齢からでも間に合う貯蓄なら長寿のしあわせ」「積極運用で増やしたいならSOVANI」といった目安になります。

では次に、年齢や条件別に「この人にはこの積立保険がおすすめ!」という商品をピックアップして解説します。自分の年代・ニーズに近い項目をぜひ参考にしてください。

年齢・条件別:おすすめの積立保険

積立保険はライフステージによって選ぶべき商品が変わってきます。ここでは20代・30代・40代・50代・60代と、女性向け、外貨建てといった条件ごとに特におすすめできる積立保険商品を紹介します。各年代で直面する課題(結婚・子育て・老後準備など)に合った保険を選ぶことで、より効果的に保障と貯蓄を両立できます。

20代におすすめ:明治安田生命 じぶんの積立

20代の方には、明治安田生命の「じぶんの積立」がおすすめです。こちらは5年間という期間で積み立てられる定額貯蓄型保険で、「とにかく元本割れしない安全な積立をしたい」というニーズにピッタリの商品です。

じぶんの積立最大の特徴は、払込保険料より少ない満期保険金にはならないという点です。契約から据置期間を含め10年で満期を迎え、いつ解約しても必ず100%以上のお金が戻るように設計されています。実際、明治安田生命によればこの保険は契約期間を通じて解約返戻金が払込保険料総額を下回らないため、途中で解約しても損をしません。5年間保険料を払い込めば、その後5年の据置期間を経て満期時には払込総額を上回る満期保険金を受け取れます。このように極めて手堅い商品で、「いつ解約しても元本確保」という安心感から若年層を中心に人気です。

具体的には、毎月5,000円からという少額で始められ、保険料払込は5年で完了、契約期間は10年です。満期まで生存すれば満期保険金が受け取れ、仮に途中で解約してもそれまで払った総額以上の解約返戻金が戻ってきます。生命保険ですが死亡保障はごくわずか(払込保険料相当額)で、あくまで「貯蓄専用保険」と割り切った商品です。その分、健康状態の告知や医師診査は不要で加入ハードルも低いです。

20代の方に適している理由は、短期間で確実に貯蓄できる点です。例えば結婚資金や将来の家計予備費など、5年程度でまとまったお金を用意したい場合に理想的です。「保険」という形ですが実質的には定期預金のような感覚で、銀行預金より有利な利回りを得られます。税制上も生命保険料控除の対象となるため、節税メリットも期待できます。

注意点は、貯蓄性に特化している分保障はほぼ無いことです。死亡保障はわずかなため、万一の際に家族に残すお金としては機能しません。あくまで貯蓄目的の商品なので、必要に応じて別途医療保険や死亡保障を持つと良いでしょう。しかし貯蓄としての確実性は抜群で、「積立保険 比較」の中でも群を抜いて安全性が高いです。「保険料が無駄にならない掛け捨てじゃない保険を探している」「銀行に預けても増えないし…」という20代の方には、まず候補に入れていただきたい商品です。

じぶんの積立の基本情報:

| 契約期間・払込期間 | 契約期間10年(うち払込期間5年+据置期間5年) | | 払込方法・額 | 月払い(5,000円~、年払い等も可) | | 満期保険金 | 払込保険料総額の105%(例)※契約時に確定 | | 解約返戻金 | 常に既払込保険料累計の100%以上(元本割れしない) | | 告知・診査 | 不要(どなたでも加入可能) | | その他特徴 | 生命保険料控除対象、死亡保障は払込保険料相当額のみ |

30代におすすめ:アフラック ツミタス

30代には、アフラック生命の「資産形成と保障のハイブリッド ツミタス」がおすすめです。ツミタスはその名の通り「積み立て+保障」を両立したユニークな商品で、死亡保障・介護保障を備えながら将来払い込んだ保険料以上の解約返戻金が受け取れるよう設計された終身保険型の積立保険です。

ツミタスの特徴は、ライフステージに合わせた柔軟なプラン変更が可能なことです。契約時は死亡保障と介護保障が付いた終身保険としてスタートし、保険料払込期間満了後に以下のような選択ができます​。

  • そのまま死亡保障・介護保障付きの終身保険として継続
  • 解約して貯まった返戻金を一括受取
  • 年金保障や医療保障など他の保障タイプに移行

このように将来のニーズに応じて保障形態を変更できる点が、まさに「ハイブリッド」たる所以です​。例えば30代でツミタスに加入し60歳で払い込み満了した場合、60歳時点で解約して老後資金として受け取ることもできるし、そのまま終身保険として持ち続けて一生涯の保障にすることもできます。さらに希望すれば年金形式の受取にプラン変更することも可能です。選択肢が多いため、将来のライフプランが変わっても柔軟に対応できますね。

貯蓄性の面でも、払込満了後の返戻率が契約時に確定しており安定しています​。例えば「60歳払済プラン」で契約した場合、60歳時点の解約返戻金が払い込んだ保険料総額を上回ることが契約時に約束されています。一般的に払込期間が長いほど返戻率が高くなり、短期払いだと若干下がりますが、それでも契約時点で満期の戻り率が分かるので安心です​。またこの商品は健康状態に関する告知が不要(無告知型)なので、持病や過去の入院歴などがあっても加入できます​。30代だとそこまで気にしないかもしれませんが、仮に健康上の不安があって他の保険に断られた方でもツミタスなら加入可能なケースが多いです。

ツミタスは死亡保障と介護保障も備えているため、万一早期に亡くなった場合でも払い込んだ保険料相当額が死亡保険金として戻ります。ただし注意点として、払込満了前に亡くなった場合の死亡保険金はそれまでの払込保険料相当額に留まる点があります。つまり早期に死亡すると貯蓄成果は得られず、払った分が戻るだけです。保障を使わず長生きすることでメリットが最大化する商品と言えます。また払込期間中に解約すると元本割れになる点にも注意が必要です。

30代の方にツミタスをおすすめする理由は、働き盛り世代のニーズをバランス良くカバーできるからです。例えば子育て中であれば死亡保障や将来の介護保障は備えておきたいですし、一方で老後資金もできるだけ貯めたいものです。ツミタスなら保障を持ちながらコツコツ積立でき、子どもが独立する頃には貯まった返戻金を教育費や住宅資金の繰上返済に充てる…など柔軟に活用できます。保険料も契約内容によりますが一律料率のため比較的平準で、例えば40歳男性・60歳払済・基本保障500万円の場合など、月1万円台から設定可能とされています​。

まとめると、「保障もしっかり欲しいしお金も貯めたい!」という30代の欲張りなニーズに応えてくれるのがツミタスです。貯蓄性の高さと保障の安心感を両取りできる優れものと言えるでしょう。

ツミタスの基本情報:

| 契約可能年齢 | 満0歳~70歳程度(無告知扱い) | | 保険期間・タイプ | 終身保険(低解約返戻金型)・貯蓄重視設計 | | 保険料払込期間 | 例:60歳払済プラン、65歳払済プラン、短期(15年払等)プランから選択 | | 主な保障 | 死亡保障・高度障害保障、介護保障(介護年金前払特約)付加 | | 解約返戻金 | 払込満了後は払込保険料総額を上回る(契約時に返戻率確定)​ | | 特記事項 | 健康告知不要、払込満了時に保障タイプを選択可能(年金・医療等への移行制度) |

40代におすすめ:太陽生命ダイレクト スマ保険 個人年金保険

40代の方には、太陽生命ダイレクトの「スマ保険 個人年金保険」がおすすめです。こちらは2023年10月に太陽生命がインターネット専用で発売した個人年金保険で、スマホで完結&少額から手軽に始められることが特徴です。公的年金に上乗せする老後資金づくりを、ネットの力で簡単・低コストに実現した商品として注目されています。

スマ保険 個人年金保険のポイントは次の通りです。

  • 月々5,000円から積立可能・・・家計負担になりにくい金額からコツコツ始められます。ボーナス時加算などもなくシンプルな掛金設定です。
  • 申込みがスマホで完結・・・紙の契約書不要、対面相談もなしでWEB上で見積もり・申し込みができます。忙しい40代でも隙間時間に契約可能です。
  • クレジットカード払いOK・・・保険料の支払いをカードで行えるため、ポイントを貯めつつ積立できるメリットがあります。
  • 短期貯蓄型 or 長期年金型を選べる・・・契約時に、10年や15年で満期一括受取する「短期間タイプ」か、定年まで積立て年金形式で受け取る「長期間タイプ」かを選択できます。目的に応じて設計自由度が高いです。
  • 税制優遇あり・・・条件を満たせば個人年金保険料控除の対象となり、所得税・住民税の軽減効果が期待できます。

例えば「55歳で200万円貯めたい」場合、40歳から15年満期の短期プランに月々1万円強で契約すれば、満期時に目標額を達成できます。また「65歳から10年確定年金で受け取りたい」場合は、30代~40代から長期プランで積立を始め、65歳以降に年金を受け取る設計も可能です。自分の貯蓄目的に合わせてプランをカスタマイズできるので、「教育費を10年で貯めたい」「老後資金を定年まで積み立てたい」など多様なニーズに対応できます。

返戻率の面でも、運用利回りはそこまで高くないものの元本割れしにくい安定型です。一般的に長期間運用する方が最終的な返戻率は高くなる傾向があり、短期プランより長期プランの方が有利です。また受取方法も、一括受取より年金形式の方が返戻率がやや高く設定されています。さらに年金形式だと雑所得、一括受取だと一時所得扱いになるため税金面も考慮して選ぶ必要があります。太陽生命のサイトでは、生年月日・性別を入れるだけで簡単に保険料試算できるツールがあり、自分に合ったプラン選びをサポートしてくれます。

40代の方がスマ保険個人年金を利用するメリットは、老後資金準備をすぐに始められることです。50代目前になると「年金だけで足りるか不安…でも今から間に合う?」という声が多いですが、18~59歳が加入対象のこの商品なら問題ありません。短期間で計画的に積み立てたい方も、定年に向け長期でコツコツ積み立てたい方も、どちらにも対応できます。ネット完結ゆえ余計な人件費がかからず、その分返戻率に還元されているため無駄なコストが少ないのも嬉しいポイントです。

注意点としては、加入年齢が59歳までなので、40代後半以降の人は早めに検討した方が良いこと、そして運用利率は固定(円建ての定額商品)なので将来的なインフレには弱い点です。ただし低金利下の円建て保険としては標準的で、予定利率は商品発行時点の水準で契約期間中は保証されます。契約内容にもよりますが、短期型なら満期返戻率100%前後、長期型なら110%超も狙える水準とされています。ネット専用で情報が開示されており透明性も高いので、まず公式サイトでシミュレーションしてみることをおすすめします。

太陽生命ダイレクト 個人年金保険の基本情報:

| 加入可能年齢 | 18歳~59歳 | | 保険料(掛金) | 月々5,000円から(クレジットカード払い対応) | | 払込期間 | 自由に設定可(10年~35年程度まで、例えば定額で◯年間など) | | 年金受取開始年齢 | 最短契約から5年後~(60歳以降推奨)※契約時に設定 | | 受取方法 | 一括受取 or 確定年金(5年・10年・15年)から選択 | | 特記事項 | ネット申し込み限定、健康告知不要、個人年金保険料控除適格(条件充足時) |

50代におすすめ:富国生命保険 個人年金保険みらいプラス

50代の方には、富国生命の「個人年金保険 みらいプラス」がおすすめです。こちらは50代でも遅くないをコンセプトにした個人年金保険で、加入可能年齢が0~60歳と幅広く、性別や年齢に関係なく一律の保険料水準で契約できる貯蓄重視型の商品です​。

みらいプラスの大きな特徴は、シンプルでわかりやすい設計です。いわゆる確定型年金で、契約時に決めた年齢から5年間または10年間、毎年一定額の年金を受け取る形になっています。例えば「65歳から10年確定年金」で契約すれば、65歳から74歳まで毎年〇万円ずつ受け取る、といった具合です。受取総額は契約時に確定するため、老後資金計画が立てやすく、「いくらもらえるか分からない」という心配がありません。

また年齢・性別による保険料に差がない珍しい商品です​。通常、個人年金は契約年齢や性別で年金額や保険料が変わりますが、みらいプラスでは例えば50歳男性でも50歳女性でも月々の保険料は同じになります。これは死亡保障などを抑えて貯蓄性に振り切っているためで、50代からでも公平な条件で加入できる点がメリットです。申し込み可能年齢も0~60歳と広く、まさに「人生の途中からでも間に合う」設計です​。

さらに、受取方法の柔軟性も魅力です。基本は年金形式ですが、まとまった資金が必要な場合は一括で受け取ることも可能です。また、万一年金受取開始前に契約者が亡くなった場合は、それまで積み立てた保険料相当額が死亡給付金として遺族に支払われます​。年金受取開始後に亡くなった場合も、保証期間内であれば残りの年金を遺族が受け取れます。つまり途中で死亡しても払損にならない仕組みが担保されており、安心です。

返戻率の面では、貯蓄性を重視しているだけあり比較的高めです。契約例として、50歳契約・毎月1万円の保険料・年金開始75歳・10年確定年金の場合で試算すると、受取総額は払込総額(300万円)に対して約108%(324万円程度)になるというシミュレーション結果があります​。受取期間を5年にするとその分1年あたりの年金額は増えますが総額は若干減り、10年にすると総額が増える傾向があります​。60歳から受け取るプランより、65歳~70歳開始のプランの方が返戻率は高くなるなど、設定によって変動します。いずれにせよ契約時に返戻率が明示されるので安心です。

50代の方にとって、みらいプラスは「今からでも遅くない老後資金づくり」を実現してくれる商品です。【「50代から個人年金保険に加入しても遅くない?」答えはYES】とする専門家記事でも筆頭でおすすめされており​、貯蓄性・安全性ともに評価が高いです。特に「55歳だけどあと10年でできるだけ貯めたい」「退職金の一部を年金形式で受け取りたい」といったニーズに応えます。

注意点は、加入上限年齢が60歳までなので、61歳以上の方は加入できないことです。また、死亡保障を抑えて返戻率を高めている分、万一の保障は手薄です。死亡時は払込保険料相当額しか戻らないため、もし契約者に扶養家族がいる場合は別途保障を用意する必要があります。言い換えれば、「自分の老後資金作り」に特化した保険なので、その点を理解して活用しましょう。

みらいプラスの基本情報:

| 契約可能年齢 | 0歳~55歳​(50代でもOK) | | 保険料払込期間 | 年金受取開始年齢まで(契約時に設定、例:65歳開始ならそれまで払込) | | 年金受取開始年齢 | 60歳~75歳の範囲で契約時に設定(例:60歳開始/65歳開始/70歳開始など) | | 年金受取期間 | 5年確定年金または10年確定年金​ | | 年金受取方法 | 年金形式(毎年一定額)または一括受取も選択可 | | 主な保障 | 生存給付金(年金)、死亡給付金(年金開始前死亡時:払込総額相当) | | 特記事項 | 性別・年齢に関係なく一律料率​、告知不要(簡易な健康質問のみ) |

60代におすすめ:JA共済 ライフロード

60代の方には、JA共済の「予定利率変動型年金共済 ライフロード」がおすすめです。ライフロードはJA共済が提供する個人年金共済で、加入可能年齢が18歳~85歳と非常に広く、60代・70代からでも加入できる数少ない積立保険です。また予定利率が見直される変動型で、金利環境に応じて年金額が増える可能性を持つユニークな商品でもあります。

ライフロードの特徴をまとめると以下の通りです。

  • 加入年齢が85歳まで可能・・・60代どころか70代・80代からでも加入OK。他社個人年金が概ね55~60歳で加入不可になる中、最高齢まで受け入れる懐の深さがあります。
  • 毎年(毎月)の掛金払いで積立・・・月々1万円など手頃な金額から積立でき、銀行預金感覚で老後資金を準備できます​。
  • 予定利率変動型・・・契約から5年間は定められた予定利率が適用され、6年目以降は毎年予定利率を見直します。経済情勢(市場金利)の変化に応じて年金額増加が期待でき、一度増えた年金額はその後減りません。
  • 最低保証あり・・・予定利率がどんなに下がっても契約時点のベースは保証されます。つまり景気が悪化しても最悪元本は確保され、景気が良くなれば年金額がアップする安心設計です。
  • 受取方法の柔軟性・・・受取は確定年金(5年・10年・15年)または保証期間付き終身年金から選べます。例えば「10年確定年金」で契約すれば一定期間の年金を確実に受け取り、「保証期間付終身年金」にすれば一生涯年金を受け取りつつ、万一早期に亡くなっても保証期間内は遺族が受取可能です。
  • 税制適格特約あり・・・一定条件の契約には「税制適格特約」を付加でき、個人年金保険料控除の適用が受けられます(5年確定年金は適格外などの制限あり)。

60代の方におすすめする理由は、この商品が高齢からの老後資金準備にぴったりだからです。他社で60代から入れる積立保険はほとんどなく、あっても返戻率が低かったりします。しかしライフロードは予定利率型で比較的高利回りが期待でき、例えば現在の予定利率が年2~3%程度で推移しており最低保証1.5%と公表されています​。これは低金利の日本では魅力的な水準です。しかも加入時年齢によって年金額が減ることもなく、誰でも公平な計算式で年金額が決まります。実際、「一生涯の保障を重視する終身年金タイプ」で契約すると、90歳を超えて長生きすれば支払った元本以上の年金を受け取れる計算になっており、「90歳以上まで生きれば勝ち」と言われるゆえんです。逆に言えば早く亡くなると損ですが、そのリスクは保証期間付終身年金にすることである程度カバー可能です。

注意点として、経済情勢によって予定利率が変わるので、将来の年金額が契約時には確定しない部分があります。とはいえ最低保証がありますし、過去の実績では予定利率が下がったケースはあまりなく、むしろ上昇期には年金増額という恩恵がありました。もう一つ、JA共済の窓口での取扱になるため、加入にはお近くのJAやJA共済窓口に相談に行く必要があります(ネット完結は不可)。しかしJAは全国に支店があり比較的相談しやすいでしょう。

総合的に、ライフロードは「貯蓄だけでなく、一生の安心も欲しい60代」にフィットする商品です。例えば60代前半から掛金を積み立て、70歳から一生涯年金受取とすれば、公的年金にプラスアルファの収入源が確保できます。さらに終身年金型で契約すると死亡保障代わりにもなり、亡くなった際には残りの積立金相当額が死亡給付金として家族に支払われます。このように資産寿命の延伸と保障を両立できる点で、60代からの積立保険のベストと言えるでしょう。

JA共済 ライフロードの基本情報:

| 加入可能年齢 | 18歳~85歳​(60代・70代・80代も加入可) | | 掛金払込期間 | 年金支払開始日の前日まで(例:65歳開始ならそれまで積立) | | 年金種類 | 確定年金(5年/10年/15年)または保証期間付終身年金​ | | 予定利率 | 変動型(契約後5年固定、6年目以降は毎年見直し)※最低保証あり| | 予定利率水準 | ※変動する(例:2024年現在2.83%~3.09%、最低保証1.5%) | | 特記事項 | 税制適格特約付加可(適格契約なら個人年金保険料控除対象)、クレジットカード払込可、死亡給付金あり(支払済掛金相当額-既払年金額)

女性におすすめ:SOMPOひまわり生命 フェミニーヌ

女性の方には、SOMPOひまわり生命の「女性のための医療保険 フェミニーヌ」がおすすめです。フェミニーヌは一見医療保険ですが、3年ごとに7ヶ月分の生存給付金を受け取れる積立型の保険になっています​。女性特有の疾病に手厚い保障を備えつつ、定期的にお祝い金がもらえる仕組みで、「貯蓄もできる医療保険」として人気があります。

フェミニーヌの特徴は、3年ごとに必ず受け取れる生存給付金です。例えばプラン1では3年ごとに15万円、15年間で合計75万円を受け取れます。契約時に定められた「生存給付金」なので、入院や手術の有無に関わらず受取可能です。保険にお世話にならなくても3年毎にボーナスが受け取れるので、「払いっぱなし」になりません。プランによってボーナス額は異なり、例えばプラン3では3年ごとに7.5万円受取などの設定があります​。どのプランでも生存していれば必ず給付されるので、15年満期時にはかなりの割合の保険料が戻ってくる計算です。

この生存給付金のおかげで実質的な返戻率が非常に高いです。支払った保険料の大部分が将来自分に返ってくるため、掛け捨て部分が小さくなっています。例えば30歳女性がプラン1(入院日額5,000円、3年毎15万給付)に加入すると、15年間の総受取生存給付金が75万円。支払った保険料総額がそれを少し上回る程度であれば、実質負担はごくわずかです。実際「積立型の女性保険」として紹介されることも多く、貯蓄性では定評があります​。

一方、保障内容も充実しています。乳がん・子宮筋腫などの女性疾病による入院は上乗せ保障があり、通常の入院給付金に加え女性特定疾病入院特約でさらに給付が受け取れます。例えば、女性疾病で入院した場合、1日あたり倍額の1万円がもらえるなど、女性に多い疾患には手厚いです。そのほか、がん・心疾患・脳血管疾患になった際の診断給付金や手術給付金などもオプションで付加可能なので、医療保険としての備えも万全です。更新後は給付金額が変わる場合があるものの、生存給付金がある分、保険期間は15年の定期契約ですが更新もできます。

女性の方にフェミニーヌをおすすめする理由は、「もしもの備え+貯蓄」が一つで叶うからです。特に20~40代の女性は、妊娠・出産や女性疾患のリスクがあり医療保険は入っておきたいものの、「保険料がもったいない」と感じる方もいます。フェミニーヌなら3年毎のボーナスがあるため保険料の無駄感がありません。「貯蓄しながら保障も得る」というイメージで続けやすいでしょう。実際「女性特有の病気が心配で入ったけど、ボーナスのおかげで続けられる」という口コミもあります。

注意点として、15年満期ごとに契約が更新になるため、更新時には年齢に応じて保険料が上がる可能性があります。また万一入院や手術を受けても、生存給付金は減額されることなく受け取れますが、逆に言えば給付金がある分保障に充てられる保険料は少しだけ割りを食っているとも言えます(同じ保険料なら給付金無しの方が純保障部分は増やせる)。しかし「保障+貯蓄」のバランスを考えれば納得できる範囲でしょう。

総じて、フェミニーヌは「保険も貯金もしたい欲張りな女性」にピッタリの商品です。保障内容は女性に寄り添ったものになっており、例えば乳がんで長期入院となった場合でも経済的サポートが手厚く、安心感があります。それでいて3年ごとにご褒美のようにボーナスがもらえるため、モチベーションを保ちながら …保険を継続しやすいでしょう。それでいて3年ごとに「ご褒美」のボーナスが受け取れるため、モチベーションを保ちながら保障を続けられる点が評価されています。

フェミニーヌの基本情報:

| 保険区分・期間 | 女性専用の定期医療保険(15年ごと更新型) | | 生存給付金(ボーナス) | 3年ごとに15万円(プラン1の場合※プランにより7.5万円(プラン3)など | | 主な保障内容 | 入院給付金(日額5,000円~)、手術給付金、女性特定疾病入院特約(女性特有の病気で上乗せ給付、がん診断給付金特約等オプションあり | | 保険料払込方法 | 月払い・年払い等(クレカ払い可) | | 特記事項 | 15年ごと契約更新、生存給付金は入院有無に関わらず受取、健康告知あり(医療保険の引受基準) |

外貨建て:メットライフ生命 USドル建終身保険ドルスマート

外貨建ての積立保険をお探しの方には、メットライフ生命の「USドル建終身保険 ドルスマート S」がおすすめです。これは米ドルで運用する積立型の終身保険で、高い予定利率と最低保証利率による資産増加が期待できる一方、万一の死亡保障も一生涯確保できる商品です。近年、ファイナンシャルプランナーからの評価が非常に高く、外貨建て保険の顧客満足度ランキングでも上位常連となっています。

ドルスマートの最大の魅力は、米ドルならではの高金利運用です。保険契約者が支払う保険料は米ドルで積み立てられ、メットライフ生命が米国債券等で運用します。そのため、毎月の積立利率に年3.00%の最低保証が付いており、仮に市場金利が下がっても年3%は確実に積み立て利息がつく仕組みです。実際の運用利率は市場に連動して決まり、例えば近年(2020年~2024年)は年2.83%~3.09%程度の利率で推移しています。2024年8月以降の積立利率は3.09%となっており、日本円建て保険では考えられない高利回りです。このように外貨の強みを活かしてお金を増やす力に長けているのがドルスマートです。

同時に、保障面でも一生涯の死亡保障が確保できます。低解約返戻金特則が付加されているため、払込期間中の解約返戻金を抑えることで保険料は割安に設定され、その分死亡・高度障害保障を大きく確保できます。例えば、比較的低廉な保険料で大きな保障額を設定できるので、万一の際には円建て換算で高額の死亡保険金が遺族に支払われます。さらに特約で三大疾病保障(がん・心筋梗塞・脳卒中になった場合に前払い給付)が付けられるなど、保障内容の拡張も可能で​す。

外貨建て特有のメリットとして、為替変動による資産価値の増加も見込めます。将来円安が進めば、積み立てた米ドルを円に換算したときの受取額が増えることになります。日本円だけで資産を持つのではなく、一部を外貨で持つことで通貨分散によるリスクヘッジにもなります。「円の価値下落に備えたい」「インフレに強い資産を持ちたい」という方にとって、ドルスマートは有力な選択肢でしょう。

最大の留意点は為替リスクです。受取時の為替レートによって、円換算の受取額が増減します。ただし契約者の裁量で、有利なタイミングまで据え置いたり、分割でドルを円転したりと工夫することも可能です。また、外貨建て保険には為替手数料が伴いますが、メットライフは保険料払込時・保険金受取時の手数料(スプレッド)を比較的低く設定しており、顧客に配慮しています。もう一つは、途中解約のリスクです。低解約返戻金型のため、払込期間中に解約すると元本割れします。しかし払込満了後は解約返戻金が大きく増え、20年程度運用すれば返戻率200%を超える例もあるとのデータがあります。長期継続する前提なら大きなデメリットではないでしょう。

ドルスマートは外貨建て保険の中でトップクラスにバランスが良い商品といえます。事実、2020年から5年連続でFP評価1位を獲得してお​り、「保障内容の独自性」「商品内容のわかりやすさ」などが高く評価されています。外貨建て保険初心者にも比較的理解しやすく、ソニー生命の変額年金(SOVANI)と並び、老後資金づくりの新定番との呼び声も高いです。

ドルスマートの基本情報:

| 契約可能年齢 | 0歳~75歳程度(設計による) | | 保険期間 | 終身(死亡・高度障害保障終身) | | 保険料払込期間 | 例:15年払込、20年払込、65歳払済等から選択(低解約返戻金期間設定) | | 通貨 | 米ドル建て(保険料・給付金は米ドルで支払い) | | 積立利率 | 変動型(2024年現在年3.09%、最低保証年3.00% | | 主な保障 | 死亡・高度障害保険金(基本保険金額)、三大疾病保険金特約など付加可 | | 特記事項 | 為替手数料あり(片道数銭程度)、契約者貸付・為替予約制度等あり、生命保険料控除(一般生命)対象 |

外貨建て保険はリスクとリターンが大きい商品ですが、ドルスマートは最低保証がある安心感高金利運用のメリットを両取りできる優良商品です。「積立保険のメリット」を最大限引き出したい方や、円資産だけでは不安な方にとって、有力な選択肢となるでしょう。


まとめ

以上、年代別・条件別におすすめの積立保険を紹介しました。積立保険にもそれぞれ特色や強みがあります。ぜひ本記事での比較検討結果や各商品の特徴を参考に、ご自身の年齢・目的に合ったベストな積立保険を見つけてください。将来のために賢く備えながら、万一への保障も手に入れるーー積立保険を上手に活用して、安心で豊かな人生設計に役立てましょう。










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