【医師監修】赤ちゃんの冬場の室内環境や寝具

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監修者プロファイル

医師三石 知左子 先生
小児科 | 葛飾赤十字産院院長

東京女子医科大学小児科入局後、東京女子医科大学母子総合医療センター小児保健部門講師などを経て、現在、葛飾赤十字産院院長、東京女子医科大学非常勤講師。

冬場の室内温度は20度前後が適温とされています。大人にはちょっと寒いと感じられる室温かもしれませんが、赤ちゃんは寒いと感じると、手足を動かして体温を調節します。手足を十分に動かして自律神経の働きを伸ばすためにも、温め過ぎには注意しましょう。


また、冬はもともと乾燥しているところに暖房を効かせるため、空気がカラカラになっています。乾燥は赤ちゃんの肌トラブルや風邪の原因になりますから、2〜3時間に1回は室内に外の空気を入れましょう(石油ストーブの場合は1時間に1回を目安に)。洗濯物を室内に干して、湿気をプラスするのも効果的です。

 

寝具は大人と同じと考えればOK。寝冷えよりは布団の掛け過ぎに注意しましょう。赤ちゃんが布団から出てしまうようなら暑過ぎる証拠です。掛け布団を少し減らしてあげましょう。

 

【医師監修】赤ちゃんの冬場の室内環境や寝具

 

寒いときにはあんかや電気毛布を使ってもいいの?

室温が15度くらいあれば特にあんかなどを使う必要はありませんが、かなり冷え込むときや、新生児の場合ならあんかや湯たんぽを使ってもいいでしょう。使うときはやけどをしないようタオルなどでくるみ、必ず足先から20〜30cm離れたところに置くようにしましょう。ただし、どんなに寒くても赤ちゃんに電気毛布を使うのは厳禁です。体温が上がり過ぎて脱水症状を起こすおそれがあります。

 

監修/三石 知左子先生

 

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