【医師監修】発熱を伴う赤ちゃんの主な病気

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監修者プロファイル

医師三石 知左子 先生
小児科 | 葛飾赤十字産院院長

東京女子医科大学小児科入局後、東京女子医科大学母子総合医療センター小児保健部門講師などを経て、現在、葛飾赤十字産院院長、東京女子医科大学非常勤講師。

インフルエンザは高熱が続くのが特徴

インフルエンザはインフルエンザウイルスによって冬に流行する、感染力の強い病気です。通常の風邪より症状が激しく、高熱、筋肉の痛みなどが続きます。症状がひどいときには肺炎や中耳炎を併発することもあります。

 

インフルエンザワクチンは、毎年流行する型を予測して作られます。インフルエンザワクチンは乳児でも接種できますが、十分抗体があがらないことが多く、インフルエンザの予防には周りの家族みんながワクチン接種することが一番です。インフルエンザが流行しているときは、家族全員がうがいや手洗い、過労や睡眠不足に気をつけることが大切です。


インフルエンザの手当ては基本的には風邪と同じです。安静にして水分をこまめに補給してあげましょう。高熱が続くので早めに医師の診察を受けるようにしてください。

 

【医師監修】発熱を伴う赤ちゃんの主な病気

 

発熱を伴うその他の主な病気

突発性発疹 ・水ぼうそう ・急性気管支炎 ・急性扁桃炎 ・急性中耳炎・はしか ・日本脳炎 ・肺炎

 

 

こんな病気も心配 「川崎病」

原因は不明で、全身の血管に炎症が起こり、心臓の冠動脈に動脈瘤ができる場合があります。4歳以下、特に1歳前後の子どもが急に高熱を出し、しかも5日以上続く場合はこの病気を疑う必要があります。

 

次の6つの症状のうち5つ以上見られたら川崎病と診断されます。

 

・5日以上続く高熱
・首のリンパ節がはれる
・唇が真っ赤になり、舌にいちごのようなプツプツができる
・体に赤い発疹がでる
・手足がパンパンに腫れる
・目が赤く充血する

 

監修/三石 知左子先生

 

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