【医師監修】赤ちゃんが息をしていないときの応急処置

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監修者プロファイル

医師三石 知左子 先生
小児科 | 葛飾赤十字産院院長

東京女子医科大学小児科入局後、東京女子医科大学母子総合医療センター小児保健部門講師などを経て、現在、葛飾赤十字産院院長、東京女子医科大学非常勤講師。

息をしていなかったら一刻も早く心肺蘇生法を

赤ちゃんが息をしていなかったり意識がなくなっていたら、救急車を呼ぶよりも先に心肺蘇生法(人工呼吸&胸骨圧迫)を試みましょう。呼吸停止後2分以内に人工呼吸を始めれば90%の人が助かりますが、5分を経過すると、助かる割合は25%以下となってしまいます。いざというときになって慌てないで済むよう、心肺蘇生法の手順を頭に入れておきましょう。

 

【医師監修】赤ちゃんが息をしていないときの応急処置

 

 

応急処置:心肺蘇生法の手順

  • 赤ちゃんの呼吸が止まっていたらただちに心肺蘇生法をおこない、その後救急車を呼んでください(2人いるときは1人が心肺蘇生法を、1人はすぐ救急車を呼びます)。意識があっても顔色が悪いときには、できるだけ早く病院(小児科)へ連れて行きましょう。
  •  
  • [1] 気道確保
    固い所にあお向けに寝かせる→頭をそらせ下あごを持ち上げ、気道を確保する→口の中に詰まっている物があればかき出す。
  •  
  • [2] 人工呼吸
    呼吸がないときは、赤ちゃんの鼻と口に同時に1秒かけて2回息を吹き込む(胸の上がりが見える程度で)。
  •  
  • [3] 胸骨圧迫法(心蔵マッサージ)
    呼吸が戻らないときは、中指と人差し指の2本で、赤ちゃんの乳首と乳首を結んだ線の中心より指1本下の胸骨上を、胸の厚みの約1/3の深さまで1分間に100回のペースで30回押してください。ひとりの場合は、胸骨圧迫30回と人工呼吸2回の心肺蘇生法を2分間(5サイクル)続けてから、救急車(119)を呼びましょう。

 

監修/三石 知左子先生

 

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