【医師監修】赤ちゃんが吐いた物が喉に詰まったときの応急処置

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監修者プロファイル

医師三石 知左子 先生
小児科 | 葛飾赤十字産院院長

東京女子医科大学小児科入局後、東京女子医科大学母子総合医療センター小児保健部門講師などを経て、現在、葛飾赤十字産院院長、東京女子医科大学非常勤講師。

赤ちゃんは食道と胃の接合部にある噴門括約筋の力が弱いので、おっぱいや育児用ミルクが逆戻りしやすくなっています。また、おっぱいや育児用ミルクといっしょに空気もたくさん飲み込むので、授乳のあとにじょうずにゲップをさせないと飲んだ物を吐き出してしまうことがあります。寝ているときに吐くと、吐いた物が喉に詰まったり、まれに窒息して死亡することもあるので、注意が必要です。授乳のあとは必ずゲップをさせましょう。また、ゲップが出なかったときは苦しそうにしていないかどうかをよく確認するようにしましょう。離乳食が進んで飲む量が減ってくる乳児期後半になれば、ゲップをさせなくてもよくなってくるでしょう。

 

【医師監修】赤ちゃんが吐いた物が喉に詰まったときの応急処置

 

 

応急処置:喉に詰まったときの吐かせ方

  • [1] 口の中に入っている物を指でかき出す
  • [2] 呼吸が弱くなってきたときは、ひざの上にうつぶせに抱き、左右の肩甲骨の間を4回くらいたたく
  • [3] 取れないときは急いで病院に行く
  • [4] 呼吸が止まっている場合は、直ちに心肺蘇生法をおこない、救急車を呼びましょう

 

監修/三石 知左子先生

 

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