妊娠初期(4週~15週)の症状とは?どんな時期?過ごし方や気を付けることについて

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監修者

看護師 しらいし ゆみか

フリーライター


2008年より看護師として総合病院勤務。診療科としては主に小児科、整形外科、泌尿器科を経験。その後、派遣でクリニックや健診、ツアーナース、保健室業務、保育園、看護学校臨時教員などさまざまな働き方をし、現在はフリーランス看護師として働きながら医療系ライターとしても活動中。

妊娠初期イメージ

 

妊娠初期とは、妊娠4~15週にあたります。妊娠初期はつわりを初めとするさまざまな症状が現れます。今回は、妊娠初期の赤ちゃんの状態、ママの体調の変化、日頃の生活で注意すべき点などをご説明します。

 

 

 

妊娠初期はどんな時期?

妊娠4~15週、月数に換算すると妊娠2~4カ月を「妊娠初期」と呼びます。ママはつわりなど、さまざまな初期症状を経験します。

 

体調の変化で妊娠に気づく

この時期、「生理が来ない」あるいは「吐き気がする」などのきっかけで妊娠に気づく人が多いでしょう。基礎体温をつけている人は、高温期が継続することで、いちはやく妊娠に気づくかもしれません。
妊娠初期は妊娠が成立し、胎児の器官形成が始まる重要な時期です。ママの身体には吐き気や嘔吐に代表される妊娠初期症状が起きます。

 

吐き気だけではない!つわりの諸症状

妊娠初期はに多くのママが経験する、つわり。実は吐き気や嘔吐以外にも、さまざまな症状があります。


<つわりの諸症状>
・吐き気、嘔吐
・唾液の量が増える(よだれつわり:唾液過多症)
・身体がだるい、疲れやすい、眠気(眠りつわり)
・空腹時に気持ち悪くなる(食べつわり)
・においに敏感になる(においつわり)

 

特に、食に関するさまざまな問題に困らせられるママが多いでしょう。それまで大好きだった食べ物を急に受け付けなくなったり、特定の食べ物ばかりを食べたくなったり……。「つわりはいつか終わる」と分かっていても、ママにとっては辛い時期です。
 

 

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妊娠初期の赤ちゃんとママの状態

妊娠初期に起こるできごとや身体の変化を週数別に見ていきましょう。

 

・~妊娠4週 妊娠が成立
妊娠3週~4週に、受精卵が子宮内膜に着床し、妊娠が成立します。


・妊娠4週~5週 妊娠の検査
早ければ妊娠4週で妊娠検査薬が陽性を示します。病院を受診し、超音波検査で胎嚢(たいのう:赤ちゃんを包む袋)の存在を確認します。


・妊娠5週 つわりの症状が出始める
 赤ちゃんの心臓や中枢神経の形成が始まります。ママはつわりの症状が出始めます。


・妊娠6週 胎児心拍を確認
超音波検査で赤ちゃんの心拍が確認できます。自治体や医療機関にもよりますが、早ければこの時期に母子手帳が交付されます。


・妊娠12~15週 つわりが終了するころ
赤ちゃんの手足やオシッコをしている様子を超音波検査で確認することができます。妊娠15週ごろには胎盤の形成がほぼ完了します。この時期、ママのつわりはじょじょに収まってきますが、つわりの終了時期には個人差があります。

 

 

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妊娠初期に起こりやすい異常

妊娠初期に好発するトラブルについてご説明します。

 

●妊娠悪阻(にんしんおそ)
つわりの症状が重症化した状態を「妊娠悪阻」と呼びます。

嘔吐を頻繁に繰り返し、体重が著しく減少するなどの症状が特徴です。「つわりは病気ではない」と思われがちですが、妊娠悪阻の場合は入院して点滴などの治療が必要なケースもあります。

 

●切迫流産
「切迫流産」とは、流産になる前段階で、妊娠継続の可能性がある状態を指します。

主な症状は出血と下腹部の痛みです。

日本産科婦人科学会(※)によると『妊娠12週までの切迫流産に有効な薬剤はない』とされていますが、切迫流産の兆候がある際は安静に過ごすことが重要だといわれています。また、12週以降の場合には子宮収縮抑制剤などの治療をおこなうこともあります。

 

●流産
妊娠22週未満で妊娠が中断されることを「流産」と呼びます。

流産中でも妊娠12週未満に起こるものは「早期流産」に分類されます。全妊娠のうち、およそ15%が流産にいたるといわれており、そのうち約80%を初期流産が占めています(※)

症状としては、大量の出血や下腹部痛などが挙げられますが、「稽留(けいりゅう)流産」の場合は自覚症状がほとんどないといわれています。切迫流産と異なり、有効な治療法はありません。流産後は子宮内容除去術などの処置が施されます。

 

※ 日本産科婦人科学会, 病気を知ろう:産科の病気
 

 

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妊娠初期に気を付けること

妊娠を継続するうえで、妊娠初期は重要な時期だといわれています。この時期の過ごし方や、妊娠初期にやっておくべきことをご紹介します。

 

身体に負担がかかる行動を避ける

妊娠初期に発生する異常は、そのほとんどが胎児の染色体異常によって引き起こされるため、ママの行動によって左右されることはないと考えられています。

しかし、妊娠初期はママの身体も疲れやすい時期であるため、無理をしないことが大切です。危険な行動や激しい運動は控え、穏やかな生活を心がけましょう。

 

つわり中は食べられるものを食べる

つわりで食が進まないときは、無理して決まった時間に食事を摂る必要はありません。一度に標準量を食べるのではなく、少量を複数回にわけて食べましょう。つわり中は「食べられるものを食べる」ことが大切です。ただし、つわりが終わったら、きちんと栄養管理をしましょう。

 

出産する病院を予約する

妊娠が分かったら、さっそく出産する病院を検討しましょう。病院によっては、妊娠初期に問い合わせなければ、予約が埋まってしまう場合もあります。特に里帰り出産を検討している人は、早め早めに検討・予約をしましょう。

また、予約の際に予約金が必要になるケースもあります。詳しくは、医療施設に問い合わせましょう。

 

職場や周囲への報告はタイミングを選んで

つわりが酷い場合など、周囲のサポートが必要な場合は早めに報告を。体調不良で仕事を休みたい場合や、別居している両親に家事を手助けして欲しい場合などは、無理せず周りの人に相談しましょう。
一方で「妊娠初期はまだ何が起こるか分からないから」という理由で、報告をためらうママも少なくないでしょう。つわりもさほどなく、普段どおりに過ごせるのであれば、無理に報告を急ぐ必要はありません。パパとも相談のうえ、二人にとってベストなタイミングを選んでくださいね。

 

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まとめ

妊娠初期はママにとっても赤ちゃんにとっても変化の多い時期です。仕事もプライベートも無理をし過ぎないよう、体調管理を第一にしましょう。特につわり中は辛いものですが、家族に協力してもらって乗り切りましょう。

 

参考:
・日本産科婦人科学会, 病気を知ろう:産科の病気

・メディックメディア,病気が見える vol.10産科,第3版

 

 

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◆妊娠初期に関連するQ&A

 

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妊娠初期に関連する体験談

妊娠発覚後、すぐに悪阻がスタートしました。吐き悪阻と食べ悪阻のダブルパンチ。営業職だったこともあり、朝から晩まで働きながら、トイレと事務所と客先を往復する毎日でした。好きだったものが急に食べれなくなったり、スーパーの売り場の匂いで吐き気を催したり、食べたすぐそばから戻したり、感情も体のコントロールもきかなくて大変でした。しかも、安定期に入るまではと、会社のメンバーには妊娠してると言うこともできず。パフォーマンスを落とさず仕事を続ける事に必死でした。

でも、3ヶ月程たった頃、急に悪阻も楽になり。食べたいものを食べられるようになってからはケロッと元気に。悪阻はいつか終わりがくるものですし、悪阻があるうちは赤ちゃんが元気な証拠だと自分にとっての励ましにもなりました。今、悪阻で大変な妊婦さんも頑張って乗り越えてほしいです。

はる さん

妊娠五週目から吐き気がひどく販売職なのですがたっていることが出来ずよく早退をしていました。6週目あたりから体のだるさを感じベッドから立ち上がることも食べることもお風呂なども全てがだるく感じました。その頃から吐き気だけでは済まず、吐くようになり仕事に行くことが困難になったのでお休みをいただくようになりました。それからは毎日寝たきりで、匂いとかは全く気にならず食欲がとてもあり焼肉やお寿司など全般なんでも食べることが出来ました。ですが食べたあとに動いたり少しでも無理をするとすぐに吐いてしまい1度吐き出すと飲み物すら吐くというような感じで仕事に行けない家の中を動くこともままならないと、それがストレスでとてもイライラしてました…まだ妊娠10週目で悪阻は続いていていつ終わるのかとそればかり考えてる毎日です。つわりにまけずにがんばりたいと思います。
てむ さん

去年の今頃、妊娠悪阻で入院してました。5週から嘔吐が始まり、最初は通院で点滴しましたが、点滴しながら嘔吐するという有様で、あっという間に悪化して、6週から入院になりました。こちらから希望せずとも、先生から「入院してください」と言われるほどでした。入院すると24時間ずっと点滴になりました。それでも効かず、病院食は止めてもらい、何も入っていない胃袋から、少しの胃液を吐くばかり。たまにちょっと調子良くなるとお菓子をかじることもありましたが、そのお菓子も吐く始末。夜中も吐くので寝れず、「何のための入院だ!何のための点滴だ!」と思い、悔しさや悲しさで、看護師さんに泣きついたこともありました。食事の時間になれば、配膳車が廊下に来るので、食事の匂いでまた吐き...。個室代を払う余裕がなく、大部屋に入ってましたが、切迫早産の方と同室なので、同室の方は普通に食事をされます。だから部屋にいても食事の匂いがダメで、食事の時間になると、フラフラしながら匂いがしないところまで避難してました。

しかし、ある日、その同室の切迫早産の方が、「あの...体調いかがですか?冷蔵庫にアイスを入れてるんですが、もし食べれそうなら、食べてください。」と、遠慮がちに声をかけてくださいました。私がつわりで入院してるので、体調次第で声をかけていいものか迷って、やっと思い切って声をかけてくださったようでした。本当にありがたかったです。それ以来、毎日のように同室の方が声をかけてくれました。食事の時も「今日のおかず、ちょっと匂いが強いですね。大丈夫ですか?」など。おかげで、点滴が効かずとも、気持ちは楽になれました。

結局、私は二ヶ月も入院してから退院しました。でも、つわりの苦しみと共に、あの時に優しく気遣ってくれた切迫早産の方のことが良い思い出になりました。連絡先を聞かずに退院したのでもうご縁はありませんが、無事に切迫を乗りこえて出産できたかな?とか思ったりします。私は、ありがたいことに、最後は安産でした。我が子は、もうすぐ6カ月になります。コロコロとよく寝返りをして、家族を喜ばせてくれます。つわり真っ最中の方は、先のことなど考えても、希望は感じられないほど辛いですよね。でも、つわりで苦しんだ頃から丸一年経った私からは、「一年後、きっと子供と笑って過ごせる!」と言わせていただきます。

アヤ☆ さん

1人目はほぼつわり無しで過ごし、実母も実姉もつわり無い人だったので、体質が似たんだ!ラッキー(^^)と思っていました。

2人目を妊娠。最初は良かったのですが、10w超えた辺りから湯気でムカムカ、豚肉、生臭い魚貝類、エアコンの臭い、いろいろな臭いに反応、食事も胃が痛気持ち悪く量食べられず、唯一美味しく感じたのが日向夏と千切りキャベツ。調子悪い間はそればっかり食べてました。31wからの切迫早産入院中は薬の副作用も合間ってまた食事が量食べられなくなり、赤ちゃんも小さめだし体重が減少してきたので高カロリーの栄養補給点滴にプリンペランという吐き気止めを混ぜて3L/日打たれていました。

現在3人目妊娠中。今回は前2人よりつわりがハッキリしていて、最初から体がダルい・眠い・常に気持ち悪い・いろんな臭いがダメ・食べ物をみるとムカムカで仕事・家事・育児を休み休みじゃないときつかったです。毎回病院の検査ではケトン体++~+++。でも吐く事はなく、動けるし、自力で水分・食事が少しは取れていたので、体重減少しましたが特に何も言われず。今31wですが、今度は後期つわり?なのか何と無く気持ち悪い、食事が量食べられない、食べた後胃が痛気持ち悪くなる、という状態に。赤ちゃんも基準値グラフの下限からはみ出るぐらいの小ささで、母体の体重も妊娠前+200gなので、吐き気止めを処方してもらい、急な体重増加には気をつけて食べられる物を小分けに食べるなど工夫していこうと思います。こんなにも妊娠毎につわりの症状が違うなんてびっくりです!それに、親に似るとかあんまり当てにはならないと思いました(ーー;) 後、病院の治療方針の違いにも結構差があるのに驚きました。2人目の病院はケトン体出ると、ツラかったら我慢しないでね、点滴とかあるから(^^)という感じでしたが、3人目の病院はケトン体出てるけど全くのスルー、現在また切迫早産入院中ですが副作用で食事が食べられなくても、赤ちゃん小さいから頑張って食べないと発育遅延になるよ、と言われるだけです(^^;)

cowboyママ さん

里帰り出産で、総合病院をえらびました。以前、婦人科の病気で入院したことがあり、その時の印象も良かったらです。 個人病院のような派手さはありませんが、安心感はありますよ。私も産まれた娘が小さかったので、NICUに入院になりましたが、同じフロアーなので、授乳にいくのも楽でしたし。沐浴もほぼ毎日入れられて、退院後も自信をもって沐浴できました。 病院によっては、里帰り出産の場合は、一度受診しないと分娩予約出来ない所もありますし、地域によっては分娩予約自体少ない所もあるので、里帰りを考えている方は、早めにリサーチしておくといいですよ。

ざべママ さん

実家近くの産院に決めました!産後は里帰りする予定でしたし、有名な産院で私が生まれた産院でもあるで、そこにすると幼いときから決めていました。人気なので検診の待ち時間は長かったですが、4Dで毎回DVDに入れてくれて出産は陣痛から分娩までひとつの部屋で行えるLDRでした。個室で食事も美味しく、エステまでありまたすぐにでも出産したくなるような本当におすすめな産院です。設備も対応も文句なし!でも、出産一時金おつりがでちゃうんです。

たいがママ さん

総合病院の方が何かあった時に安心ですが、個人医院の方が一人の患者さんとの距離が近い気がして、個人医院を選びました。今はネットがあるので、口コミをみると選びやすいかと。個人医院は、こだわりの強い売りがあることが多いので、自分に合った病院をしっかり探されると、気持ちいい出産ができると思います!

ぽぽ さん

8ヶ月目までの妊婦検診は自宅近くの婦人科(分娩設備なし)で受け、総合病院を予約していたのですが、そこの対応が悪く、待ち時間もかなり長く、急きょ別の個人クリニックに9ヶ月目で変えました。総合病院は安く、緊急時にも安心と思っていましたが、後悔しないように思い切って変更しました。個人クリニックはきめ細かいサービスで、総合病院とも提携していて、変えて良かったです。

ろろとと さん

総合病院よりも個人病院の方が、アットホームな感じでいいかなあと漠然と希望していたのですが、、近隣の個人の産婦人科が次々と婦人科のみになっていて、個人病院でお産できるところは、自然と限られており、そこに決めました。仕事をしていたので、職場と自宅の間にあり通院しやすいというメリットもありました。

あっちママ さん

総合病院での出産をしました。お産のお金が安かったのでおすすめです。お料理などは少し味が落ちるかもしれませんが、お金がとても安かったのでまた総合病院で産みたいです。あと、母子同室でした。母親学級などもあり、分娩のお部屋を見せてもらいました。安心してお産に臨めました。

そばかす さん

 

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2017/11/13


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