つわりはいつから始まる? 症状、対処方法について

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つわりイメージ

 

妊娠に伴うマイナートラブルの1つにつわりがあります。今回は、つわりはいつから始まるのか、つわりの症状、つらいつわりを軽減させるためのおすすめの食べ物などについて解説します。

 

 

つわりとは?

つわりは、一般的に妊娠5~6週ごろから始まる吐き気や嘔吐、だるさをはじめとする一過性の症状を言います。つわりが起こるメカニズムは明確になっていませんが、妊娠初期の急激なホルモンの変化や心理的・社会的要因などが関連していると言われています。

 

 

 

つわりの症状

つわりの症状はさまざまで個人差があります。


・吐き気
・嘔吐
・唾液量の増加
・全身倦怠感
・頭痛
・眠気
・食欲不振
・嗜好の変化
・においに敏感になる


などの症状があります。

 

症状は一過性で、早朝の空腹時に出現することが多いと言われています。妊娠初期につわりで食事が十分に摂取できなくても、おなかの中の赤ちゃんはママからの栄養をあまり必要としないため、深刻に考える必要はありません。

 

 

 

つわりの期間、ピークの時期、2人目以降のつわりは?

つわりは、妊娠5~6週ごろから症状が出現し、妊娠8~11週ごろにピークになり、妊娠12~16週ごろまでに自然に消失すると言われていますが、個人差があります。

 

妊婦さんの50~80%がつわりを経験し、初産婦さんに多くみられますが、経産婦さんは重症化することが多いと言われています。

 

 

 

つわりの対処法・おすすめの食べもの

つわりがきつくて気分がすぐれない状態が続くことで、ストレスを生じる可能性があります。ストレスによってつわりはさらにつらくなることもあるため、ストレスの緩和方法を見つけたほうが良いでしょう。


ここではつわりの対処法、つわりがつらいときのおすすめの食べものをいくつかご紹介します。

 

●つわりの対処方法
・少量を頻回に分けて食べる

・空腹を避けられるようすぐに食べられるものを用意しておく

・好きな物を食べたいときに食べる
・食べた後は20~30分安静にしてから起き上がる
・安静にしてリラックスする
・読書や音楽鑑賞、趣味などで気分転換する
・軽い散歩をする

・芳香剤などの強いにおい、換気不足、高温多湿、騒音などの環境、緊張する作業などは避ける
・家事や仕事では無理せず、家族や同僚に頼る
(仕事している場合は、つわりがつらいことを医師に申し出、「母性健康管理指導事項連絡カード」に必要事項を記入してもらうことで適切なサポートを受けられることができます)

 

●つわりがつらいときのおすすめの食べもの
つわりの時期は、酸味があるものを好む傾向があります。また、嘔吐によって水分やミネラル不足になるため、水分補給を心がけましょう。

 

<おすすめの食べもの>
酸味があって食べやすい食品として、柑橘類、酢の物、マリネ、南蛮漬け、レモン、柚子、トマトがあります。

 

ビタミンB6は吐き気や嘔吐を緩和すると言われています。ビタミンB6が多く含まれている食品は、バナナ、プルーン、玄米、きな粉、まぐろ、鶏肉、チーズ、ヨーグルトなどです。


食べ物のにおいに敏感な場合は冷やすことでにおいが少なくなります。冷やした豆腐、麺類などは食べやすくておすすめです。

 

調理で吐き気や気分不良が起きる場合は、無理せずに簡易食品や惣菜などを使用しましょう。また、家族など周囲の人に頼るのもよいでしょう。

 

 

つわりが悪化したら?

水分や食事が摂れているなら、治療の必要はありません。しかし、つわり症状がひどくなると妊娠悪阻(にんしんおそ)の可能性があり、治療が必要になります。つわり症状がひどく、水分が摂取できなくなるような場合は早めに受診しましょう。

 

妊娠悪阻の特徴として、

・頻回の嘔吐が1日中続く

・食事摂取が困難になる

・5%以上体重が減少する

・脱水

・飢餓状態

・尿中ケトン体が陽性になる

があります。

 

妊娠が進むと子宮が大きくなることで、胃が子宮に押し上げられて吐き気や胸やけの症状が出現する事があります。症状が気になる場合は医師に相談しましょう。

 

 

 

まとめ

つわりの症状が続くと、気分が滅入ってしまいます。仕事、育児や家事などで忙しい方は周りのサポートも必要です。気分転換しながら過ごしましょう。

 

参考:
・メディックメディア:病気がみえる産科vol10 第3版

 

 

 

 

 

◆つわりに関するQ&A

 

 

◆つわりの体験談

妊娠判明後、すぐにつわりがスタートしました。吐き悪阻と食べつわりのダブルパンチ。営業職だったこともあり、朝から晩まで働きながら、トイレと事務所と客先を往復する毎日でした。

 

好きだったものが急に食べられなくなったり、スーパーの売り場のにおいで吐き気を催したり、食べたすぐそばから戻したり、感情も体のコントロールもきかなくて大変でした。しかも、安定期に入るまではと、会社のメンバーには妊娠してると言うこともできず。パフォーマンスを落とさず仕事を続けることに必死でした。

 

でも、3カ月程たったころ、急につわりも楽になり。食べたいものを食べられるようになってからはケロッと元気に。つわりはいつか終わりがくるものですし、つわりがあるうちは赤ちゃんが元気な証拠だと自分にとっての励ましにもなりました。今、つわりで大変な妊婦さんも頑張って乗り越えてほしいです。

はる さん

妊娠5週目から吐き気がひどく、販売職なのですがたっていることができず、よく早退をしていました。妊娠6週目あたりから体のだるさを感じベッドから立ち上がることも食べることもお風呂などもすべてがだるく感じました。そのころから吐き気だけでは済まず、吐くようになり仕事に行くことが困難になったのでお休みをいただくようになりました。

 

それからは毎日寝たきりでしたが、においとかはまったく気にならず食欲がとてもあり焼肉やお寿司など全般なんでも食べることができました。ですが食べたあとに動いたり少しでも無理をするとすぐに吐いてしまい、1度吐き出すと飲み物すら吐くというような感じで仕事に行けない、家の中を動くこともままならないと、それがストレスでとてもイライラしていました。まだ妊娠10週目でつわりは続いていて、いつ終わるのかとそればかり考えている毎日です。つわりに負けずに頑張りたいと思います。

てむ さん

去年の今ごろ、妊娠悪阻で入院してました。妊娠5週から嘔吐が始まり、最初は通院で点滴していましたが、点滴しながら嘔吐するという有様で、あっという間に悪化して妊娠6週から入院になりました。こちらから希望せずとも、先生から「入院してください」と言われるほどでした。

 

入院すると24時間ずっと点滴になりました。それでも効かず、病院食を止めてもらい、何も入っていない胃袋から少しの胃液を吐くばかり。たまにちょっと調子が良くなるとお菓子をかじることもありましたが、そのお菓子も吐く始末。夜中も吐くので寝られず、「何のための入院だ! 何のための点滴だ!」と思い、悔しさや悲しさで、看護師さんに泣きついたこともありました。

 

食事の時間になれば、配膳車が廊下に来るので、食事のにおいでまた吐き...…。個室代を払う余裕がなく大部屋に入っていましたが、切迫早産の方と同室なので、同室の方は普通に食事をされます。だから部屋にいても食事のにおいがダメで、食事の時間になると、フラフラしながらにおいがしないところまで避難していました。

 

しかし、ある日、その同室の切迫早産の方が、「あの……体調いかがですか? 冷蔵庫にアイスを入れているんですが、もし食べられそうなら食べてください」と、遠慮がちに声をかけてくださいました。私がつわりで入院しているので、体調次第で声をかけていいものか迷ってやっと思い切って声をかけてくださったようでした。本当にありがたかったです。

 

それ以来、毎日のように同室の方が声をかけてくれました。食事の時も「今日のおかず、ちょっとにおいが強いですね。大丈夫ですか?」など。おかげで、点滴が効かずとも気持ちは楽になれました。

 

結局、私は2カ月も入院してから退院しました。でも、つわりの苦しみと共に、あのときにやさしく気づかってくれた切迫早産の方のことが良い思い出になりました。連絡先を聞かずに退院したのでもうご縁はありませんが、無事に切迫を乗りこえて出産できたかな? とか思ったりします。

 

私は、ありがたいことに最後は安産でした。わが子は、もうすぐ生後6カ月になります。コロコロとよく寝返りをして、家族を喜ばせてくれます。つわり真っ最中の方は、先のことなど考えても、希望は感じられないほどつらいですよね。でも、つわりで苦しんだ頃から丸一年経った私からは、「1年後、きっと子どもと笑って過ごせる!」と言わせていただきます。

アヤ☆ さん

1人目はほぼつわりなしで過ごし、実母も実姉もつわりがない人だったので、体質が似たんだ!ラッキーと思っていました。

 

2人目を妊娠。最初はよかったのですが、妊娠10週を超えたあたりから湯気でムカムカ、豚肉、生臭い魚貝類、エアコンのにおい、いろいろなにおいに反応、食事も胃が痛気持ち悪く量食べられず、唯一おいしく感じたのが日向夏と千切りキャベツ。調子が悪い間はそればっかり食べていました。

 

妊娠31週からの切迫早産入院中は薬の副作用も合間って、また食事が食べられなくなり、赤ちゃんも小さめだし体重が減少してきたので高カロリーの栄養補給点滴にプリンペランという吐き気止めを混ぜて3L/日打たれていました。

 

現在、3人目妊娠中。今回は前2人よりつわりがハッキリしていて、最初から体がだるい・眠い・常に気持ち悪い・いろいろなにおいがダメ・食べ物をみるとムカムカで仕事・家事・育児を休み休みじゃないときつかったです。

 

毎回病院の検査ではケトン体++~+++。でも吐くことはなく、動けるし、自力で水分・食事が少しは摂れていたので、体重減少しましたが特に何も言われず。

 

今妊娠31週ですが、今度は後期つわりなのかなんとなく気持ち悪い、食事が量食べられない、食べた後胃が痛気持ち悪くなるという状態に。赤ちゃんも基準値グラフの下限からはみ出るぐらいの小ささで、母体の体重も妊娠前+200gなので、吐き気止めを処方してもらい、急な体重増加には気をつけて食べられる物を小分けに食べるなど工夫していこうと思います。

 

こんなにも妊娠毎につわりの症状が違うなんてびっくりです! それに、親に似るとかあんまり当てにはならないと思いました。

cowboyママ さん

妊娠9週、つわりのピークだと思います。妊娠4週目から胃がムカムカしだしていました。臭いつわりがひどく、世界がこんなに臭かったのか……って思ってしまいます。タバコ、お酒、にんにく、体臭、洗剤、もう書き出したら止まりません……。画面酔いはないのでよかったですが、気持ち悪いせいか大好きだったゲームはやる気になりません。TVなど見てて顔の濃い人を見ると吐きたくなります。まだ終わりは見えませんがつわりに耐えて元気な赤ちゃんに会いたいです!

フネさん さん

現在、2人目を妊娠中、妊娠34週です。1人目も2人目も妊娠悪阻で食事はもちろん水分も摂れなくなり、どちらも2か月ほど入退院を繰り返しました。

 

食べていないので動く体力もなく、何もできず寝ているときだけ気持ち悪さから解放されますが、起きると地獄という、本当につらい日々でした。妊娠20週くらいになるとだんだん楽になって外出や外食もできるようになり、多少マタニティライフを楽しめるようになりました。

 

ひどい方だと出産まで続くそうですが、明けると本当に楽になります。出産してしまえば、子育ての忙しさが増えますが、体は楽になりますので、今はつらくても頑張って耐えてください! かわいいわが子に会えるのですから♪

ゆこ さん

3人出産しました。妊娠6週くらいから徐々に気持ち悪くなり、妊娠8週くらいからはもうずっと寝たきりです。寝ているとき以外は気持ち悪くて2カ月は地獄でした。でも必ず終わりが来ます! 今はとてもつらいと思いますが頑張ってください。

れあえママ さん

私の場合、1人目がひどく、2人目はまったくありませんでした。1人目のときは生理予定日の翌日から1週間、とにかく眠かったです。立っていても、話していても寝てしまう。その後は少量食べてもゲップが止まらなくなり翌日辺りから本格的なつわりが始まりました。

 

私の場合、食べたら吐く、食べなくてもよだれが気持ち悪くて吐くという症状でしたので、基本的にはトイレにずっといましたね。 脱水症状のため点滴に通いましたが、点滴で水分が増える、そしてよだれが増えるで点滴中にも吐いてしまい、その後入院中もずっと吐き続けていました。

 

吐き続けたせいで喉が切れたのか妊娠3カ月の終わりごろから妊娠5カ月まで毎日便器が真っ赤になっていました。つわりで体重が49kgから34kgまで落ちましたが、つわりが終わりその喜びで食べ過ぎてしまい、出産時には60kgになっていました。 医師にガッツリ叱られました。みなさんも気を付けてください。

ゆい さん

私は初期から中期ぐらいまでかなりつわりがひどかったです。毎日10回ぐらい吐いてごはんが食べられず、7kg痩せました。点滴して漢方を飲んでもなかなか良くならなくてつらかったです。家事もほとんどできず、少し無理して買い物に行ったら、スーパーで倒れてしまいました。かなり先生に叱られ反省……。でも子どもはすくすく成長して、緊急帝王切開でしたが無事出産できました。

あや さん

 

 

その他の体験談

 

 

監修者・著者

助産師 REIKO


医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。


2017/10/30


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