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「あんしん、やさしい 最新 離乳食オールガイド」書影

あんしん、やさしい
最新 離乳食オールガイド

著者:株式会社ベビーカレンダー 監修者:堤ちはる
出版社:新星出版社 ISBNコード:978-4-405-04589-7
価格:1300円+税 発売日:2019年6月28日

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離乳食ガイド

離乳食とは

離乳食とは、母乳やミルクから固形の食事に移る時期に赤ちゃんに与える食事のこと。母乳やミルクだけを飲んできた赤ちゃんにとって、初めての食事です。栄養面ばかりに目が向きがちですが、それ以外にも大きな意味があります。焦らず、赤ちゃん一人ひとりに合った方法で進めましょう。

ベビーカレンダーからママ&パパへ

「ママやパパが食事を笑顔で楽しんでいると、赤ちゃんも自然と楽しめるようになる。」

そんな想いから、ベビーカレンダーではママやパパたちに少しでもラクに楽しく離乳食ライフを過ごしてもらうことが大切だと考えています。そこで、わたしたちは「初めての離乳食」がよく分かるよう動画を掲載したり、専門家の知見をわかりやすく情報をお届けするよう心がけています。

かけがえのない離乳期。ママやパパが少しでも離乳食作りを楽しめて、より豊かな気持ちで赤ちゃんとの毎日がすごせるようになることを願っています。

離乳食の3つの役割

役割1

「エネルギーや栄養をとる」こと

低月齢のうちは母乳やミルクを飲むだけで成長・発達できていた赤ちゃんも、生まれてから半年ほどすぎると、それだけでは成長に必要な分をまかなえなくなります。胎内でママからもらっていたエネルギーや栄養素も、だんだんと減っていきます。そのため、母乳やミルク以外の食べ物からエネルギーや栄養素をとっていかなければなりません。特に母乳育児の場合、6カ月ごろから鉄不足に気をつけましょう。


役割2

目、手、口の協調動作を育て、「食べる練習」をすること

赤ちゃんはこれまで母乳やミルクだけを飲んできたので、「すぐにモグモグかんで、ムシャムシャ食べる」とはなりません。そもそも、母乳やミルクを飲むときの口の動きと、形のあるものを食べるときの口の動きはまったく違うもの。赤ちゃんの成長・発達に合わせて、その時期に食べやすいもの・形状・調理法を変えながら、「口に入れる」「かむ」「飲み込む」練習をする必要があります。また、目で見たものをつかんで口に入れるという、目、手、口の協調動作を育てます。

大きさや形状の変化

最初はトロトロの状態からスタート。徐々につぶ感を残し、最後はかみとれるようにします。 にんじんを例に、形状と大きさの変化を見てみましょう。

  • 5~6カ月ごろ

    最初は裏ごししたり、すりつぶしたりして、なめらかに。慣れてきたら、少しずつ水分を減らして、ヨーグルトのようなべたべたの状態にします。 

  • 7~8カ月ごろ

    指で軽くつぶせるくらいにやわらかくゆでて、少しつぶ感のあるくらいにすりつぶします。慣れてきたら2~3㎜大に。魚や肉はパサつきがちなので、とろみづけなど飲み込みやすくなる工夫を。

  • 9~11カ月ごろ

    力は弱いですが、歯ぐきでかんでつぶすことができます。指でつぶせるくらいにやわらかくゆでて、5~8㎜大に。慣れてきたらコロコロサイズに。魚や肉は、細かくほぐします。最初はとろみをつけると、食べやすいです。

  • 1歳~1歳6カ月ごろ

    かむ力が増し、前歯でかみとることができます。食材はフォークがスッと通るぐらいの硬さにゆで、食べやすいサイズにします。にんじんならいちょう切りなどに、慣れてきたら半月切りがおすすめ。魚や肉も食べやすいサイズにほぐしたり、切ったりします。


役割3

「食べる楽しさを知る」こと

赤ちゃんにとって食べ物は「未知の世界」であることに加え、一人ひとり成長や発達の度合い・個性・好みも違うもの。マニュアル通りにはいきません。少ししか食べなかったり、逆に食べすぎたりすると、つい「大丈夫かな?」と心配になってしまいますが、焦りやイライラは赤ちゃんにも伝わってしまいます。それぞれの赤ちゃんに合った進め方で、大人もできるだけリラックスして食べさせると、赤ちゃんも自然に食事の楽しさが分かるようになるはずです。

時期別の離乳食の考え方


5~6カ月ごろの考え方

回数・時間 はじめのうちは1日1回。1カ月ぐらいをすぎたら1日2回に
赤ちゃんの食べ方(口の中の動き) 舌の上にのった食べ物を奥に押し込んで飲み込めますが、つぶしたりかんだりはできません。
硬さの目安 とろとろのポタージュ状からスタートし、慣れたらヨーグルト状に
1回あたりの目安量

炭水化物

10倍がゆを赤ちゃん用スプーン1さじからはじめ、慣れてきたらいも類やパンがゆやうどんがゆなどを1さじから、少しずつ増やしていく

ビタミン・ミネラル

野菜・果物を1日1さじから、少しずつ増やしていく。

たんぱく質

白身魚・豆腐・卵黄などを1日1さじ(卵は耳かき1さじから)少しずつ増やしていく
栄養バランスと献立の立て方 離乳食を飲み込むこと、その舌触りや味に慣れることが主な目的のため、栄養面はあまり気にせず、いろいろな食材を体験させます。
5~6カ月ごろ(離乳食初期)の
離乳食の進め方

7~8カ月ごろの考え方

回数・時間 1日2回
赤ちゃんの食べ方(口の中の動き) 舌と上あごで食材を押しつぶしてモグモグし、唾液と混ぜ合わせて飲み込む
硬さの目安 絹ごし豆腐程度の硬さ
1回あたりの目安量

炭水化物

5倍がゆ50~80g
またはパンがゆ15~20g
またはやわらかくゆでたうどん35~55g
またはいも類20~30g

ビタミン・ミネラル

野菜・果物20~30g

たんぱく質

魚10~15g
または肉10~15g
または豆腐30~40g
または卵黄1個~全卵1/3個
または乳製品50~70g
栄養バランスと献立の立て方 主食・主菜・副菜という組み合わせも、 少しずつ意識していきます。母乳育児の場合は不足しがちな鉄分の補給を意識して。
7~8カ月ごろ(離乳食中期)の
離乳食の進め方

9~11カ月ごろの考え方

回数・時間 1日3回
赤ちゃんの食べ方(口の中の動き) 舌を上下・左右に動かし、歯ぐきでかんでつぶして食べる
硬さの目安 バナナ程度の硬さ
1回あたりの目安量

炭水化物

5倍がゆ90g~軟飯80g
または食パン25~30g
またはゆでうどん60~90g
またはいも類30~40g

ビタミン・ミネラル

野菜・果物30~40g

たんぱく質

魚15g
または肉15g
または豆腐45g
または全卵1/2個
または乳製品80g
栄養バランスと献立の立て方 主食・主菜・副菜をそれぞれ1品ずつ用意します。不足しがちな鉄分は積極的に取り入れて。
9~11カ月ごろ(離乳食後期)の
離乳食の進め方

1歳~1歳6カ月ごろの考え方

回数・時間 1日3回+おやつ(間食)
赤ちゃんの食べ方(口の中の動き) 前歯でかじりとり、歯の奥や歯ぐきでつぶして食べる
硬さの目安 肉団子ぐらいの硬さ
1回あたりの目安量

炭水化物

軟飯80g~普通のごはん80g
または食パン40~50g
またはゆでうどん105~130g
またはいも類40~50g

ビタミン・ミネラル

野菜・果物40~50g

たんぱく質

魚15~20g
または肉15~20g
または豆腐50~55g
または全卵1/2個~2/3個
または乳製品100g
栄養バランスと献立の立て方 主食・主菜・副菜を1品ずつの組み合わせを基本にし、不足しがちな栄養をおやつで補います。
1歳~1歳6カ月ごろ(離乳食完了期)の
離乳食の進め方

監修者のご紹介

堤ちはるの肖像

堤ちはる先生

相模女子大学栄養科学部教授。保健学博士。管理栄養士。日本女子大学大学院家政学研究科修士課程修了、東京大学大学院医学系研究科保健学専門課程修士・博士課程修了後、青葉学園短期大学専任講師、助教授、日本子ども家庭総合研究所母子保健研究部栄養担当部長を経て、現職。調理学、母子栄養学、食育関連分野を 専門とし、妊産婦・乳幼児期の食育に関する研究や、講演会・研修会などの講師を務める。厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド」改定に関する研究会委員。

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