【助産師監修】ベビーシャワーとは?プレゼントはどうする?
ベビーシャワーとは妊婦さんとそのおなかにいる赤ちゃんをお祝いする習慣のことです。今回はベビーシャワーについて解説します。
【目次】
ベビーシャワーってなに?
海外では結婚式前に「独身最後のパーティー」(男性がバーチェラー・パーティー、女性がバーチェロレッテ・パーティー)と称して同性だけのパーティーを開くということを聞いたことはありませんか?
ベビーシャワーもその流れを受けていて、「母親になる前の女性を楽しむ」という意図で開催されてきました。最初は、初めての妊娠で妊婦さんが安定期に入ったころに、家族や親しい友人が企画して、安産の願いと出産後の育児に向けての覚悟を促すためにおこなうパーティ形式の行事でした。
もともとは「独身最後のパーティ」と同様、大人の女性だけの集まりでしたので、ひと昔前までは男性や子どもは参加しませんでした。しかし、最近では女性限定ではなく、夫や会社の同僚、そして子どもたちも一緒に参加して安産を願うイベントに変わってきています。さらに最初の妊娠のときだけでなく、2人目、3人目のときにもおこなうようになってきました。
ベビーシャワーはいつするの?
基本的に妊娠中に何かおこなうとすれば、つわりの治まってくる妊娠5カ月ごろから妊娠8カ月ごろまでがよいと思われます。ベビーシャワーもそのころにおこなうとよいのではないでしょうか。
もちろんこの期間の前後でも問題はないとは思いますが、まずは妊婦さんの体調と相談しながら開催しましょう。
ベビーシャワーはどのようなことをするの?
具体的にどのようにベビーシャワーを開催すればよいのでしょうか。
●開催日と場所
まずは開催日ですが、優先すべきはもちろん妊婦さんの体調です。さらに最近ではお仕事をされている妊婦さんも多いので、彼女の体調とお休みの日を確認して予定を組みましょう。
場所は、妊婦さんの自宅でおこなう場合もありますが、パーティーの準備や片付けの負担を考えると、どこかお店を借り切ってもいいと思います。また、あまり大げさにならないほうが妊婦さんの心の負担にもならないでしょう。
●飾り付け
やはり「お祝い事」ですので、明るく華やかな飾り付けをしたいですね。自宅でしたらある程度自由にできますが、それ以外の場所では多少の制約もあると思われますので、シンプルだけどちょっとゴージャスに見えるような工夫をしてみましょう。
たとえば、発泡スチロールで作った木に、メッセージカードを付けた竹ひごを木の枝のように挿していってツリーのように仕上げたり、万国旗のようにメッセージカードをひもに張り付けて壁にディスプレイするなど、あまりお金をかけずにできる飾り付けもあります。手先の器用な人がいれば、その人にかわいいモビールなどを作ってもらうと、出産後に赤ちゃんのおもちゃとしても活用できてよいのではないでしょうか。
そして、飾り付けのメインが「ダイパーケーキ」です。「ダイパー」は英語で「おむつ」という意味で、新生児用の紙おむつをリボンなどで結んで重ねていき、ミニウェディングケーキのように仕上げた物です。すき間にぬいぐるみや造花などを挿したりすると、さらに華やかな見栄えになります。ハウツー本なども発売されていますので、世界にひとつしかないオリジナルなダイパーケーキを作ってみてはいかがでしょうか。
●メッセージ
メッセージカードを使った飾り付けを紹介しましたが、やはり手書きのメッセージをもらうというのは誰でもうれしいものです。特に毎日顔を合わせているご主人や、これから実家にお世話になる場合は実家の親御さんなどからのメッセージはよりうれしさが増すのではないでしょうか。
そしてパーティーの最後にお披露目したいのが、妊婦さんからのサンクスメッセージです。開催の企画をしてくれた友人たちやご主人、さらには産後お世話になる親御さんに妊婦さんから手書きのメッセージを渡すと、ベビーシャワーはさらに盛り上がることでしょう。
●お料理
妊娠終盤になるとつわりなどもほとんどなくなり、多くの妊婦さんが元気に食べられるようになります。でも逆にこの時期はすぐに体重が増えてしまうので「ベビーシャワー」の際のお料理には注意が必要です。なるべく糖質、脂質を抑えたあっさり系の物を用意しましょう。もちろんお料理なしの軽いティーパーティでも構いません。そのときの妊婦さんの体調に合わせて、アレンジしてみましょう。
ベビーシャワーでは、なにをプレゼントしたらいい?
パーティーだからと言って必ずプレゼントを持参しなければいけないことはありませんが、やはり気持ちを表すのなら、何かしらのプレゼントがあると妊婦さんもうれしいと思います。
まだ赤ちゃんの性別が判明していない場合や、妊婦さんが赤ちゃんの性別を聞いていない場合などは、生まれてくる赤ちゃんが男の子でも女の子でも通用するような色柄のプレゼントを持って行くのが良いでしょう。もちろんガラガラなどのオモチャなどもOKです。また、出産後に欲しい物を妊婦さんに尋ねてプレゼントするのも良いです。
パーティーの飾りとなるダイパーケーキは、材料の紙おむつがそのまま活用できるのでプレゼントとしてもおすすめです。赤ちゃん誕生から数カ月は、1日に10回以上もおむつを替えなくてはいけませんので、ダイパーケーキのプレゼントは妊婦さんに非常に喜ばれます。
まとめ
ベビーシャワーを開催する意味は、「妊娠おめでとう。無事出産を終えることを祈っています」という周りの人たちからの思いと、「頑張って新しい命を生み育てます」という妊婦さんの思いが伝わり合うものです。このポイントさえ押さえていれば、内容や形式はあまり気にしなくても良いと思います。それぞれのスタイルでベビーシャワーを楽しんでください。
◆妊娠16週に関するQ&A
- Q.妊娠中、飛行機に乗る際の注意点は?
- Q.泣き過ぎて体重が減りましたが、胎児に影響しますか?
- Q.妊娠中のヒールは何cmくらいまでOK?
- Q.就寝中に下腹部や背中の痛みがあります
- Q.のどの圧迫感はつわりのせいでしょうか?
- Q.タバコの臭いも妊娠に影響しますか?
- Q.へその緒が長過ぎると胎児に影響はありますか?
- Q.妊娠してから下痢が多くなりました
- Q.リンパ浮腫の持病は胎児に影響しますか?
- Q.「白血球が少ない」と言われました
◆戌の日の体験談
地元で有名な神社は祈祷してもらうのに外で長時間待たされると聞き、別の神社に行きました。自分たちを入れて5組しかおらず、暖房のきいた待合所でゆったりできました。祈祷料が1万円からだったのは想定外でしたが、2月の寒さで体調を崩すことなく、しっかりとお参りできてよかったと思います。
もなお さん
3人出産しましたが、どの子のときもみんな同じ神社でご祈祷&腹帯をお願いしました。上の子を連れていって、「○○ちゃんのときもここに来たんだよ」と話をしてあげられました。ちなみに、1人目のときは、記念なので……と思って、さらしの腹帯を用意して実際に使ってみました。冬場だったので、さらしの腹帯も暖かくてよかったですよ。
あっちママ さん
戌の日の準備はお姑さんがしてくれました。腹帯やお守りなど、大事に使いました。安産祈願をしたものの、出産はなかなか難産で大変でしたが、今では良い思い出となっています。腹帯をして、みんなで赤ちゃんの命を守っているんだなと思いました。
そばかす さん
私と弟が生まれるとき、私たちの祖父母が関西では安産祈願で有名なお寺に行ってくれたそうなので、私の両親も同じお寺に行ってくれました。戌の日には形式的に腹帯を巻きましたが、そのころはまだ仕事をしており、会社には報告していなかったので、目立たないよう普段はガードルで過ごしていました。
会社をやめてもしばらくは真夏で暑かったのでガードルで過ごし、少し涼しくなってからはできるだけ腹帯を巻くようにしました。ガードルよりも安定感があった気がします。
きょん×2 さん