きほんの主食・だしの作り方【動画付き】
きほんの主食の作り方
~おかゆ・パンがゆ・うどんがゆ~
主食となるごはん・パン・めん類などの炭水化物は、赤ちゃんの脳や神経系、筋肉などを働かせるエネルギーに。ここではおかゆ、パンがゆ、うどんがゆの作り方をご紹介します。
最初のひと口は10倍がゆ。慣れたら水分を減らして。
10倍がゆとは「米1:水10」の割合で炊いたおかゆのこと。5~6カ月では10倍がゆ、その後は7倍がゆ、5倍がゆ、軟飯、と少しずつ水分を減らして普通のごはんに近づけていきます。
米から鍋で作る10倍がゆ
材料(作りやすい分量)
米 | 1/2カップ |
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水 | 1000ml(5カップ) |
※1:10であれば、この分量でなくてもOKです。
作り方
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1.
米をとぎ、ざるにあげて30分ほどおきます。こうすると、米の表面についた水分が芯まで浸透し、ふっくらした仕上がりに。
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2.
鍋に米と水を入れてふたをし、中火にかけて煮ます。沸騰したら弱火にし、50分ほど煮ます。途中、水分が足りないと感じたら、水を加えます。
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3.
やわらかく煮えたら火を止め、ふたを閉めたまま10~20分ほど蒸らします。その後、すり鉢でなめらかにすりつぶします。
炊飯器で作る10倍がゆ
材料(作りやすい分量)
米 | 1/2カップ |
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水 | 5分がゆの目盛りまで |
※ご家庭の炊飯器の設定に合わせてください。
作り方
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1.
といだ米と、5分がゆの目盛りまでの水を炊飯器へ。メニューから「おかゆモード」を選び(または、ご家庭の炊飯器の設定に合わせ)、スイッチを入れます。
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2.
炊きあがったら、すりつぶすか裏ごしします。
ごはんから鍋で作る10倍がゆ
材料(作りやすい分量)
ごはん | 大さじ2 |
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水 | 150ml |
作り方
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1.
鍋にごはんと水を入れ、中火にかけながらごはんをほぐします。
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2.
沸騰したら弱火にし、ふたをして15~20分ほど煮ます。や わらかくなったら火を止め、ふたをしたまま10~20分蒸らします。その後、すりつぶすか裏ごしします。
パンがゆの作り方
材料(作りやすい分量)
食パン(8枚切り) | 1/8枚 |
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お湯 | 大さじ1と小さじ2 |
作り方
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1.
耳をとったパンを水分をとばす程度に軽くト ーストし、手で小さくちぎります (トーストすると、水分を加えたときに早くふやけ、やわらかくなりやすい)。包丁で細かく切ってもOK。
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2.
ボウルにパンを入れ、お湯をかけ、ふやかしてなじませます。
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3.
とろとろになるまで混ぜ (お湯が足りないときは足す)、すり鉢に入れすりこ木ですりつぶし、ポタージュ状にします。
うどんがゆの作り方
材料(作りやすい分量)
うどん(乾めん) | 15g |
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お湯 | 適量 |
作り方
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1.
表示時間の2倍程度を目安に、うどんをやわらかくゆでます (半分に折ると、より簡単)。
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2.
ゆであがったら冷水でさらして洗い、ぬめりをとります。ざるにあげて水気を切った後、細かく刻みます。
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3.
すり鉢に入れ、お湯でのばしながらすりつぶします。めんの形がなくなり、ポタージュ状になったら完成。
きほんのだしの作り方
和風だしの作り方
材料(作りやすい分量)
水 | 2と1/2カップ(500ml) |
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かつお節 | 8g |
昆布 | 4g(約3㎝角のものを2枚) |
作り方
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1.
鍋に水と昆布を入れ、昆布がふっくらするまで15~20 分ほど浸します。その後、弱火にかけ、昆布の表面に小さな泡が立ったら、昆布を取り出します。
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2.
火を強め、沸騰したらかつお節を入れ、すぐに火を止めます。
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3.
かつお節が沈んだら、こし器やペーパータオルを敷いたざるにあけ、こします。冷蔵庫で3日ほど、冷凍庫で 1週間ほど保存できます。
野菜スープの作り方
材料(作りやすい分量)
水 | 2と1/2カップ(500ml) |
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お好みの野菜 (本書では、大根、キャベツ、かぼちゃ) | あわせて200~250g |
作り方
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1.
にんじん、玉ねぎ、キャベツ、大根、かぼちゃ、ブロッコリーなどから3~4種類の野菜を使用。それぞれ1㎝大に小さく切ります。
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2.
鍋に水と切った野菜を入れ(かぼちゃなど煮くずれしやすい野菜は、煮立ってから加えます)、中火で加熱。煮立ったら弱火にし、そのまま20分ほど煮ます。
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3.
こし器やペーパータオルを敷いたざるにあけ、こします。冷蔵庫で3日ほど、冷凍庫で1週間ほど保存できます。
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ポイント
こした後の野菜も、離乳食に使えます。密閉袋などに入れ、たたいてつぶせば、簡単に好みの大きさに。スープと同じぐらいの期間、冷蔵・冷凍保存ができます。使う場合は、一度加熱を。