妊娠10週(妊娠3カ月)【医師監修】赤ちゃんの成長、ママの体の変化・症状・注意点

この記事の監修者
監修者プロファイル

医師池谷 美樹 先生
産婦人科 | 横浜市立みなと赤十字病院産婦人科 副部長

岐阜大学卒業、日本赤十字社医療センターで初期研修後、同センター常勤医師として勤務、東京慈恵医科大学産婦人科講座入局、博士号取得、国立成育医療研究センター周産期診療部勤務、日本赤十字社医療センター産婦人科勤務を経て、現在は横浜市立みなと赤十字病院産婦人科 副部長。

妊娠10週(妊娠3カ月)【医師監修】赤ちゃんの成長、ママの体の変化・症状・注意点

 

ヒトの形に近づいてきます。胎芽から胎児と呼ばれるようになるころです。小さな手足が見えたり、動かしている様子がわかることも。

 

赤ちゃんの成長

・大きさは頭殿長(とうでんちょう)約3cm程度

・重さは約10g

・胎児と呼ばれるようになる

 

妊娠8週を過ぎると、赤ちゃんは「胎児」と呼ばれるようになります。体の部位や器官ができてきてくると、動くようになります。このころから、手足を活発に動かす赤ちゃんもいます。

 

 

ママの体の変化

 

・子宮が握りこぶし程度になる

・下腹部の痛みや出血に注意

つわりの症状が続く

 

下腹部の強い痛みや鮮血の出血があったら、早めに受診をしましょう。つわりが続くときには何も食べないよりは、アイスクリームなどでもいいので食べたほうがいいでしょう。

 

 

 

 

栄養と食生活

トキソプラズマは生肉に含まれている寄生虫です。感染すると胎児へにも感染します。しかし、加熱処理すれば安全なので、肉は加熱して食べるようにしましょう。気にし過ぎて同じ食材ばかりでは栄養バランスがいいとは言えません。食材によってどう食べれば安全なのかを知っておきましょう。

 

 

ママの体の症状

 

ホルモンの分泌が活発になります

おりものが多くなります。おりものは白っぽい物や、濃いクリーム色なら心配はいりません。一方、外陰部が赤くヒリヒリしたりかゆくてたまらないようなときや、小さい泡のようだったら早めに医師に相談しましょう。

 

 

気をつけること

 

出血をともなうおなかの痛み

初期の出血の原因にはさまざまなものがあります。その中でも、強いおなかの痛みを伴った出血があった場合には、早めに産婦人科へ連絡しましょう。おりものに混じる程度の出血や、下着に付着する程度の出血であれば、経過をみてからでも大丈夫です。

 

 

感染症に注意

水痘、風疹、インフルエンザ、りんご病などの感染症に注意しましょう。人混みは避け、外出先から帰ったら、うがい・手洗いすることで予防になります。

 

 

性生活

性生活を控える必要はありませんが、精液中に子宮を収縮させたり、破水させたりする成分が含まれています。必ずコンドームを使用することを心がけてください。体調がすぐれないときは控えましょう。

 

 

この時期のトラブル

 

初期流産

妊娠12週までの流産は胎児側の原因によるものがほとんどです。また、下腹部の重だるいような痛みや、チクチクするような痛み、おりものに血が混じる程度の出血は様子をみてもは大丈夫です。強い生理痛のような痛みや子宮が収縮する痛みがある、鮮血が伴う場合は産婦人科へ連絡をしましょう。

 

 

TODOリスト

の服用に注意する

アルコール、タバコをやめる

葉酸を摂取する

□母子健康手帳を受け取る

□高いヒールの靴は避ける

□プレママダイアリーをつける

職場への報告

 

 

(監修/池谷美樹先生)

 

 

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