妊娠14週(妊娠4カ月)【医師監修】赤ちゃんの成長、ママの体の変化・症状・注意点

この記事の監修者
監修者プロファイル

医師池谷 美樹 先生
産婦人科 | 横浜市立みなと赤十字病院産婦人科 副部長

岐阜大学卒業、日本赤十字社医療センターで初期研修後、同センター常勤医師として勤務、東京慈恵医科大学産婦人科講座入局、博士号取得、国立成育医療研究センター周産期診療部勤務、日本赤十字社医療センター産婦人科勤務を経て、現在は横浜市立みなと赤十字病院産婦人科 副部長。

妊娠14週(妊娠4カ月)【医師監修】赤ちゃんの成長、ママの体の変化・症状・注意点

 

お腹が少しずつせり出してくるので、腰痛に注意を。反り返らず、背筋をまっすぐにして歩きましょう。体調が落ち着いてきたら、マタニティインナーの準備と体重管理を始めましょう。

 

 

赤ちゃんの成長

  • ・大きさは頭殿長(とうでんちょう)約7㎝
  • ・体重は約55g
  • ・背骨や体内の器官が発達

 

超音波写真に写る赤ちゃんの背骨が1本1本きれいに見えてきます。目は閉じていますが、口を開けたり閉じたりすることも。体と頭の大きさのバランスもより人間らしくなり、新生児とほぼ同じ4:1の大きさになります。

 

 

ママの体の変化

  • ・おなかが大きくなってくる
  • ・体調がおちついてくる

 

おなかの赤ちゃんの成長とともにママの体も急速に変化します。今まで履いていた下着や洋服がきつく感じるのもこのころ。体調がよくなってきたら、マタニティインナーとウェアの準備と妊娠線ケアを始めましょう。

 

 

 

栄養と食生活

たんぱく質とビタミンCをいっしょに摂ると鉄分の吸収力がアップします。鉄分の多い食材は、干しエビ、岩のり、青のりなど。食後にビタミンCたっぷりのグレープフルーツを食べるといいでしょう。

 

 

ママの体の症状

 

腰痛

おなかがせり出してくることで、腰痛になる人も。正しい姿勢で過ごすことや、寝る時には抱き枕を使うことで楽になります。体調がよくなってきたら、ウォーキングなどの運動をしましょう。気分転換にも効果的です。

 

 

気をつけること

 

塩分を控える

妊娠中の食生活では塩分に気をつけましょう。塩分の取りすぎは、高血圧やむくみを引き起こします。1日の塩分摂取目安は8g。妊娠高血圧症候群の予防のためにも、塩麹やレモンなどで味付けに工夫をしましょう。

 

 

妊娠線ケアをはじめましょう

おなかが大きくなるこの時期から、妊娠線ケアを始めましょう。体重を一気に増やしすぎないことも大切ですが、肌を柔らかく保つために、クリームなどを塗ってマッサージをすることで予防にも。

 

 

この時期のトラブル

 

後期流産

妊娠12週~22週未満に流産してしまうことです。母体側に原因があることも多く、細菌感染による場合も。早い段階で対応ができれば、流産を防ぐことができます。強い生理痛のような痛みや、子宮が収縮する痛みや鮮血が伴う場合は産婦人科へ連絡をしましょう。

 

 

 

TODOリスト

□アルコール、タバコをやめる

□ヒールの低い靴をはく

□プレママダイアリーをつける

バランスの良い食生活を心がける

妊娠線ケアをはじめる

 

 

(監修/池谷美樹先生)

 

 

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