妊娠15週(妊娠4カ月)【医師監修】赤ちゃんの成長、ママの体の変化・症状・注意点
妊娠15週までに胎盤が完成します。流産の危険もぐっと減り、安定期に入ります。軽い運動や買い物も楽しめます。ただし、無理は禁物です。睡眠はたっぷりとりましょう。
赤ちゃんの成長
- ・大きさは頭殿長(とうでんちょう)約9cm
- ・体重約75g
- ・背骨や体内の器官が発達
赤ちゃんは身長が12cm、体重は100gくらいになります。おなかのふくらみがわかりやすくなるころです。羊水の量が増え、手足を動かすようになります。爪や髪の毛が生えてきます。
ママの体の変化
- ・だるさや熱っぽさがなくなる
- ・体調が安定する
基礎体温が下がり、だるさから解放されます。出産まで体温は低温相に入ります。胎盤が完成し、流産の心配は少なくなります。 つわりからは解放されて気分も晴れますが、食べ過ぎには注意しましょう。栄養バランスの良い食事と適度な運動をしましょう。
栄養と食生活
ママの体調も落ち着くころですので、毎日の食事のバランスを見直してみましょう。いろいろな食品を食べることで栄養バランスがとれるので、1回の食事の品目数を増やしてみましょう。理想は1回の食事で24品目です。
ママの体の症状
おなかがせり出してくることで、腰痛になる人も。正しい姿勢で過ごすことや、寝るときには抱き枕を使うことでラクになります。体調がよくなってきたら、ウォーキングなどの運動をしましょう。気分転換にも効果的です。
気をつけること
食べ過ぎに注意
つわりが終わると同時に、食欲が旺盛になる人も多いです。体調が安定してきたら、栄養バランスを考えた食生活をしましょう。健診も1カ月おきになるので、体重管理のために体重計を購入して毎日計るようにしましょう。
妊娠線ケアを始めましょう
おなかが大きくなるこの時期から、妊娠線ケアを始めましょう。肌を柔らかく保つために、クリームなどを塗ってマッサージをするのも効果的です。お気に入りの香りを見つけたり、気分で変えるのもマタニティ生活の楽しみになりますね。
この時期のトラブル
後期流産
妊娠12週~22週未満に流産してしまうことです。母体側に原因があることも多く、細菌感染による場合も。早い段階で対応ができれば、流産を防ぐことができます。強い生理痛のような痛みや、子宮が収縮する痛みや鮮血が伴う場合は産婦人科へ連絡をしましょう。
TODOリスト
□アルコール、タバコをやめる
□ヒールの低い靴を履く
□プレママダイアリーをつける
□バランスの良い食生活を心がける
□マタニティインナーを準備する
□妊娠線ケアを始める
□腰痛になったら抱き枕を購入