妊娠17週(妊娠5カ月)【医師監修】赤ちゃんの成長、ママの体の変化・症状・注意点

この記事の監修者
監修者プロファイル

医師池谷 美樹 先生
産婦人科 | 横浜市立みなと赤十字病院産婦人科 副部長

岐阜大学卒業、日本赤十字社医療センターで初期研修後、同センター常勤医師として勤務、東京慈恵医科大学産婦人科講座入局、博士号取得、国立成育医療研究センター周産期診療部勤務、日本赤十字社医療センター産婦人科勤務を経て、現在は横浜市立みなと赤十字病院産婦人科 副部長。

妊娠17週(妊娠5カ月)【医師監修】赤ちゃんの成長、ママの体の変化・症状・注意点

 

体重管理は順調ですか?出産時は標準体形の人で10~13kg増が理想です。ただし、食事量を制限しても栄養バランスをきちんと保つのを忘れないようにしましょう。

 

 

赤ちゃんの成長

・頭殿長(とうでんちょう)約13cm

・体重約135g

・手足の動きが活発に

 

骨が丈夫になり筋肉と脂肪がついてきます。褐色脂肪と呼ばれる脂肪組織が少しずつつきふっくらするようになります。この脂肪は体温調節の役割となります。

 

 

ママの体の変化

・体全体がふっくらする

・心臓の負担が多くなる

 

17週を過ぎると、胎児の成長に合わせて胎盤へ送りこむ血液量が増えるため、ママの心臓は激しく働くことになります。お腹の赤ちゃんへ栄養や酸素を送り込んでいる証拠なので、あまり心配することはありません。

 

 

栄養と食生活

妊娠中期に必要な1日のエネルギー量は2250kcal。体脂肪の蓄積を減らし、肥満の予防にもなるため、炭水化物は毎食摂るのがおすすめです。

 

 

ママの体の症状

 

耳に不快感がでることも

ホルモンバランスが崩れると、耳が詰まった状態や自分の声だけ大きく聞こえる耳管開放症になることも。産後自然に治ることが多いです。

 

 

気をつけること

 

定期健診の項目が増えます

血圧、体重測定、尿検査、腹囲測定、子宮底長測定、外診などにより赤ちゃんが順調に育っているかを診断します。数値には個人差があるので気にしすぎないようにしましょう。

 

 

働くママは保育園の下調べを

待機児童などの問題が取り上げられますが、スムーズに仕事場への復帰を考えるなら、体調のいい安定期にある程度調べておくのがベスト。赤ちゃんが生まれてからでは、時間が取れないこともあるので、区役所などで近くの保育所と空き状況などを調べておきましょう。

 

 

この時期のトラブル

 

後期流産

妊娠12週~22週未満に流産してしまうことです。母体側に原因があることも多く、細菌感染による場合も。早い段階で対応ができれば、流産を防ぐことができます。強い生理痛のような痛みや、子宮が収縮する痛みや鮮血が伴う場合は産婦人科へ連絡をしましょう。

 

 

TODOリスト

バランスの良い食生活を心がける

妊娠線ケアをはじめる

歯の治療を行う

保育園などの下調べをする

 

 

(監修/池谷美樹先生)

 

 

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