妊娠37週(妊娠10カ月)【医師監修】赤ちゃんの成長、ママの体の変化・症状・注意点

この記事の監修者
監修者プロファイル

医師池谷 美樹 先生
産婦人科 | 横浜市立みなと赤十字病院産婦人科 副部長

岐阜大学卒業、日本赤十字社医療センターで初期研修後、同センター常勤医師として勤務、東京慈恵医科大学産婦人科講座入局、博士号取得、国立成育医療研究センター周産期診療部勤務、日本赤十字社医療センター産婦人科勤務を経て、現在は横浜市立みなと赤十字病院産婦人科 副部長。

妊娠37週(妊娠10カ月)【医師監修】赤ちゃんの成長、ママの体の変化・症状・注意点

 

いよいよ正産期に入りました。おなかの赤ちゃんの内臓がすべてが完成し、いつ生まれても良い状態です。出産が楽になるよう適度に散歩したり、軽いストレッチを心がけましょう。「おしるし」という少量の出血が見られた場合、数日以内に陣痛が来るかもしれません。

 

 

赤ちゃんの成長

  • ・身長約47cm
  • ・重さは約2700g

 

肝臓機能が成熟します。肌は厚くピンク色になります。この時期さかごが直っていない場合は、ほとんどが帝王切開分娩となります。

 

 

ママの体の変化

 

出産はいきなり始まるわけではありません。いつもと体の様子がちょっと違うな…そんな感じがするのがこの時期です。赤ちゃんから「ママスタンバイして」のサインが送られてきたのです。いよいよ本番です。

 

 

 

栄養と食事のポイント

出産直前なると最後の贅沢とランチやディナーをしてしまうことも。外食は塩分や油分が多いため、1回しただけでも「朝起きたら足がぱんぱんにむくんでいた!」なんてことにもなりかねません。外食をするときにはメニューに気をつけましょう。

 

 

気をつけること

 

さかごが直っていないとき

37週までにさかごが直っていない場合、帝王切開になることがほとんどです。帝王切開分娩でも経膣分娩でも、赤ちゃんを産むことに変わりはありません。落ち込んだり自分を責めたりすることなく出産に臨みましょう。また緊急で帝王切開分娩になることもありますので、帝王切開についても知っておくと心構えができます。

 

 

陣痛がはじまったら

陣痛があったからといってすぐに生まれるわけではありません。初産の場合、たいてい10分間隔の陣痛から子宮口が全開するまでには12~16時間もあるのです。落ち着いて準備しましょう。まず第一に陣痛の間隔を測ります。そして病院に連絡し、妊娠週数と陣痛の間隔を告げ指示を仰ぎます。その後付き添いの家族への連絡をし、荷物の準備と確認をしましょう。母子手帳や診察券、財布や携帯電話などの貴重品と、入院グッズは別々にしておいたほうが便利。産院へ向かう時には、戸締りも忘れずに。

 

 

TODOリスト

入院グッズの確認

育児グッズの確認

□出産の流れと連絡先などの確認

□安静にしすぎない

パパへのお願いことをリストに

 

 

(監修/池谷美樹先生)

 

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