妊娠37週(妊娠10カ月)【医師監修】赤ちゃんの成長、ママの体の変化・症状・注意点
いよいよ正期産の時期に入りました。おなかの赤ちゃんの内臓がすべてが完成し、いつ生まれても良い状態です。出産がラクになるよう適度に散歩したり、軽いストレッチを心がけましょう。「おしるし」という少量の出血が見られた場合、数日以内に陣痛が来るかもしれません。
赤ちゃんの成長
- ・身長約47cm
- ・重さは約2,700g
肝臓機能が成熟します。肌は厚く、ピンク色になります。この時期逆子が直っていない場合は、ほとんどが帝王切開分娩となります。
ママの体の変化
出産はいきなり始まるわけではありません。いつもと体の様子がちょっと違うな……そんな感じがするのがこの時期です。赤ちゃんから「ママ、スタンバイして」のサインが送られてきたのです。いよいよ本番です。
栄養と食事のポイント
出産直前なると最後の贅沢とランチやディナーをしてしまうことも。外食は塩分や油分が多いため、1回しただけでも「朝起きたら足がぱんぱんにむくんでいた!」なんてことにもなりかねません。外食をするときにはメニューに気をつけましょう。
気をつけること
逆子が直っていないとき
妊娠37週までに逆子が直っていない場合、帝王切開になることがほとんどです。帝王切開分娩でも経腟分娩でも、赤ちゃんを産むことに変わりはありません。落ち込んだり自分を責めたりすることなく出産に臨みましょう。また緊急で帝王切開分娩になることもありますので、帝王切開についても知っておくと心構えができます。
陣痛が始まったら
陣痛がきたからといってすぐに生まれるわけではありません。初産の場合、たいてい10分間隔の陣痛から子宮口が全開大するまでには12~16時間もあるのです。落ち着いて準備しましょう。まず第1に陣痛の間隔を測ります。そして病院に連絡し、妊娠週数と陣痛の間隔を告げ、指示を仰ぎます。その後付き添いの家族への連絡をし、荷物の準備と確認をしましょう。母子健康手帳や診察券、財布や携帯電話などの貴重品と、入院グッズは別々にしておいたほうが便利。産院へ向かうときは、戸締りも忘れずに。
TODOリスト
□出産の流れと連絡先などの確認
□安静にし過ぎない