【医師監修】妊娠中の飲み物について

この記事の監修者

医師天神尚子 先生
産婦人科 | 三鷹レディースクリニック院長

日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。

 

コーヒー・紅茶・お茶

コーヒーや紅茶に含まれるカフェインには神経を興奮させる作用があり、血液を通じて胎盤にも運ばれるので大量に摂るのは避けましょう。ただ、リラックス効果や利尿作用などの長所もありますから1日2〜3杯程度に減らせば問題ありません。温かいミルクをたっぷり入れて、カフェオレやミルクティーにすると刺激もやわらぎカルシウムも摂れるのでおすすめです。

緑茶やウーロン茶にもカフェインが含まれています。1日2〜3杯程度なら心配いりませんが、大量に飲むのは避けたほうが無難です。カフェインの少ないほうじ茶や、麦茶なら安心です。

妊娠中は水分を採りすぎると、むくみにつながったり腎臓に負担が掛かります。妊婦さんが1日に摂る適当な水分量は、尿量プラス500ml、だいたい1〜2リットル程度が目安と言われています。カロリーやカフェインの心配がない水であってもあまりガブガブ飲まず、飲み物を摂る際には体を冷やさないよう、できるだけ温かいものを摂るようにしましょう。

 

 

アルコール

妊娠前に飲酒の習慣があった場合でもアルコールは通常1日で代謝され、それまでに飲んでいたアルコールが蓄積することはありません。ですが、アルコールは胎盤を通じておなかの赤ちゃんに伝わり、精神発達遅滞、小頭症などの中枢神経系の機能障害や子宮内発育遅延、奇形などの頻度が上昇する恐れがあるため、妊娠中の飲酒は控えましょう。

 

 

ジュース類

ジュース類はお茶や水と同じではなく、むしろおやつの一部と考えるようにしましょう。100%果汁ならビタミン類が含まれ、爽やかな酸味が気分をリフレッシュしてくれる効果がありますが、含まれる糖分やカロリーは意外と高いのです。炭酸飲料や清涼飲料は分かりやすいですが、100%果汁ジュースなどが妊娠中の体重コントロールの落とし穴になっている人が少なくありません。同じ100%ならビタミン類や食物繊維、カルシウムなどが含まれ果汁に比べてカロリーが低めの野菜ジュースがおすすめです。塩分無添加のものを選べばよりいいでしょう。

ビタミンなどの栄養素を摂るためにジュースを飲むことを習慣にするよりは、必要な栄養素を毎日の食事からきちんと摂ることを考えてください。いろいろな栄養素がまんべんなく摂れるだけではなく、栄養素の吸収率も食物から摂るほうがぐっと高くなります。おなかの赤ちゃんのためにも、バランスの取れた食生活を心掛けましょう。

 

 

妊娠中の飲み物についての体験談

妊娠してから、口の中がいつもねばねば。口をさっぱりさせたくて炭酸飲料を毎日飲んでいたら、なんと妊娠14週目にして体重が4kg増! さすがにこのままでは危ないと思い、飲み物はお茶か麦茶に。ねばねばがどうしても気になるときは、洗浄液でクチュクチュしたり、塩水でうがいをしたり、氷を口に含んでなめたりしてなんとか乗り切りました。つわりがおさまったら、自然とねばねばもよくなってきました。

私のおすすめはハーブティーです。コーヒーや紅茶と違ってノンカフェインだから安心だし、香りがやさしいのでとっても落ちつきます。朝はミントティーでリフレッシュ、夜はカモミールティーでリラックスというのが定番。つわりのときに友だちからすすめられたのが最初ですが、今では毎日の習慣です。育児疲れの解消にもぴったりですよ。スーパーで手軽に買えるから、ぜひぜひ試してみて。

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