2017年 今年生まれた赤ちゃんの名づけ エピソード大賞発表

今年もパパとママから赤ちゃんの名づけエピソードを募集しました。家族みんなで悩みに悩んでつけた名前から、おなかの中にいる赤ちゃんからのメッセージが届いたのかと思うようなものまで、いろんなエピソードが集まりました!
たくさんのなかから、ベビーカレンダーが選んだ11のエピソードをご紹介します。

ベストエピソード大賞 羽澄くん

 結婚して10年、ずっと子宝に恵まれず不妊治療を行っていました。もう諦めかけていた頃、心機一転、仕事も休職し、病院も転院して治療を続けていました。
 そんな時、旦那の出張中の夜に裏玄関を開けたところ、バタバタバタっと鳥が家の中に入ってきたんです。未だに何の鳥だったのか謎ですが、とにかくその時は追い出すのに必死でした。そんな事を治療仲間に話していたら 「それってきっとコウノトリだよ」なんて言ってもらえて、そしたら本当に妊娠陽性判定が出たんです!
 それで、この子には鳥関連で『羽』を付けようってなりました。 また酉年だったり、世界に羽ばたくという思いも込めて。あとは響きも重視して羽澄(はすみ)に。澄んだ綺麗な心を持ってほしい想いも込めて名づけました。

編集部のコメント

まさにコウノトリが赤ちゃんを運んできたかのようなエピソード。「羽」というと女の子のイメージがありますが、男の子にもぴったりなさわやかな名前に。待ち望んで生まれたお子さんと一緒に幸せな家族になってくださいね。

ベストエピソード大賞 あかりちゃん

 まだ妊娠に気付く半年前から度々、4年前に突然亡くなった父が女の子の赤ちゃんを抱っこしながら「あかり、やっと会えたね!」と話しかけている夢を見ていました。当時は4歳男の子と8カ月の男の子を育てている最中。女の子が欲しかったからかな?と思う程度でそれよりも、突然のお別れだったから夢でも父に会える事が嬉しかったくらいでした。
 しかしあまりにもその同じ夢を見る回数が多くなった夏の終わり頃、夏バテで体調を崩し病院にいったところなんと妊娠4カ月になる手前である事が判明。
 子育てにドタバタのあまり、妊娠に気付かなかった私に父が夢を通じて赤ちゃんの存在を教えてくれていたのでした。
 そんなお腹の赤ちゃんもあっという間に順調に育ち、桜が満開の日に無事出産。生まれた子は女の子。病室のベッドから見える中庭の桜が夜も綺麗に咲いていて、 まさに季語「花あかり」の状態。その瞬間、父がこの子を私達のところへ授けてくれたような気が…。
 生まれた日の光景と父が夢で呼んでた名前に温かい縁を感じ、「あかり」と名づけました。ちなみにその夢を見る事は、もうないです。

編集部のコメント

亡きお父さんが夢に出てきて伝えてくれたのは女の子誕生だけでなく、その子の名前もだったとは驚きです。桜の時期に生まれたあかりちゃんは、二人のお兄ちゃんに愛される妹になりそうですね。

ベストエピソード大賞 新くん

 新しいことに挑戦する向上心のある子になってほしい。新しい出会い(人や物)を大切にできる子になってほしい。という想いを込めました。
 主人と私、共に新がいいねと意気投合し、すぐに名前が決まりました。
 私自身、新が生まれてから、公民館に足を運んだり、お会いする方と仲良くなったりと、積極的になったように思います。この子の影響かなぁなんて思ってます。

編集部のコメント

子どもの名前に影響されてママまで新しい世界が広がるとは、やはり子どもの力は偉大ですね。きっと新くんはたくさんのママ友を連れてきてくれる存在なのかもしれません。これからも新くんと一緒にいろんなところへ行ったり、体験したりしてくださいね。

ベストエピソード大賞 幸河くん

 パパは大河(たいが)といいます。パパが小学生の時に学校で2分の1成人式が行われ、そこでみんなで自分の生まれた時のこと、自分の名前の由来や将来子どもができたらどんな名前にしたいかを考えたらしいです。
 その時、 自分の子どもには自分の名前から一文字とって『幸河』にしたいなと思ったらしいのです。幸せがながれてきますように、訪れますように、と思ったそうです。
 素敵だなと思って、妊娠中、性別が男のコだと分かった時から幸河にしようねと2人で決めていました。
 おっきくなったら幸河に話してあげたいです。
あなたの名前はパパが10歳の時に考えた名前なのよって。

編集部のコメント

女の子は「もし子どもが生まれたらこんな名前にしたいな」と考えたりしますが、男の子で子どもの名前を考えることはあまりないのではないでしょうか。パパが小学生のときに考えた名前を本当に子どもにつけるなんて、何十年もの時を経て、このときを待っていたかのようですね。

ベストエピソード大賞 咲ちゃん

 上の子の名前が一文字だったので、一文字の名前がいいなぁと思っていました。
 そこで、すくすくと育ってほしいという思いと、前向さが感じられる「咲」が候補の一つにあがり、いろいろ調べてみると、「 咲」には「笑う」という意味があることがわかったので、たくさん笑ってほしい、またみんなを笑顔にしてほしい、そんな思いを込めて名前を決めました。
 上の子の名前の「花」と合わせると、ふたりで「花が咲く」になります。
 二人ともよく笑う子で、うちには毎日笑顔の花がたくさん咲いています。

編集部のコメント

お姉ちゃんの花ちゃんに妹の咲ちゃん。二人合わせると「花が咲く」になるなんて、なんて可愛い姉妹なんでしょう。咲は笑の古字でもあるので、咲ちゃんが笑顔あふれる人生になることを願っています。

ベストエピソード大賞 円花ちゃん

 私たち夫婦はお互いに子連れの状態での再婚、ステップファミリーです。そんな中、2人の間に新たに授かった娘。娘だけが私たち家族全員と唯一血が繋がっている子です。家族みんなをまるく繋げてくれるという意味を込め、円花にしました

編集部のコメント

ステップファミリーのなかでみんなを繋げてくれるようにということから名づけられた円花ちゃん。きっとその愛らしい姿に家族みんながくぎづけのはず!名前を見ていると家族を花束のようにまとめてくれそうです。

ベストエピソード大賞 茉晴くん

 主人がフィリピンと日本のハーフです。 子どもを身ごもる前から子どもの名前には自分のルーツがしっかりわかるようフィリピンの要素を取り入れたいなと考えていたので、向こうの国花であるジャスミン(和名を茉莉花といいます)から茉の一文字と、日本では「おめでたい」意味を持つ晴。
 響きは タガログ語(フィリピンの言葉)で愛しい人という意味を持つ「マハル」としました。
 義母さんは少し気恥ずかしさがあるようでしたが今では嬉しそうに息子の名前を呼び、可愛がってくれています。

編集部のコメント

フィリピンと日本の両方の意味で素敵な名前になりました。フィリピンの言葉で愛しい人という意味の「マハル」は、日本でもやさしい響きの音なので、誰からも愛される男の子になりそうですね。

ベストエピソード大賞 美鈴ちゃん

 付き合い初めに将来子どもに付けたい名前を考えてました。そして主人が中国の人なので中国語読みでもおかしくない名前にしようと。
 その時、男の子なら翔、 女の子なら私の名前の美しいを使って美鈴。中国語読みだとメイリンになると言われ、響も可愛いね!と。
 それから10年…妊娠し性別が女の子だったので 付き合い初めに決めた美鈴の字画を調べたら良い画数だったので決定しました!
 鈴は災いを避けると知り、名前由来も後付けになりますが 美しい鈴の音で人生に災いが起こりませんように!と願いも込めました。

編集部のコメント

10年も前の付き合い初めに子どもの名前を考えていたとは、すでにこのころから結婚して、二人の子どもが生まれることが決まっていたのかもしれませんね。日本語の「美鈴(みすず)」でも、中国語の「メイリン」でも聡明な印象がある素敵な名前です。

ベストエピソード大賞 柚希くん

 いくつか候補があって悩んでる時に、寝る前にふと【柚希】という名前が頭に浮かんで、主人に【柚希】って名前良くない?と聞くと可愛いね!と言ってくれたので候補に追加しました。
 翌日、 実家の母にその話をすると、「嘘!?」とビックリした様子で手帳を取り出すと、1ページの真ん中に大きく【柚希】の文字がありました!どうやら母も少し前に突然思い付いて忘れないようにメモったそうですが、気を使わないように黙っていたそうです。
 ちなみに他に名前は書かれておらず、【柚希】だけでした。
 漢字も全く同じで運命を感じたのでこの名前に決めました。

編集部のコメント

まさかのママとおばあちゃんが以心伝心!もしかしたら柚希くんがこの名前にしてほしくて、ママだけでなくおばあちゃんにも伝えに行ったのかもしれませんね。漢字まで全く同じだったとは、運命としか思えません。

ベストエピソード大賞 蓮くん

 性別がわかる前から男女両方の100個以上の名前を考えたけど姓名判断をするとどれも字画が良くないものばかり。命名は親からの最初の贈り物だし、一生使うので字画のよい名を選んであげたかった。
 そこで姓と字画の相性が良い名前の中から漢字の読み方・書き方が分かりやすい字で選んだ。
 不妊治療に耐えてやっと授かった子で切迫早産も乗り越えて大きく育って元気に生まれてくれたので、 泥にまみれながら綺麗な花を咲かせる蓮にあやかり、困難に打ち勝つ子になるようにと思いを込めて命名した。

編集部のコメント

つらい不妊治療や切迫早産を乗り越え、やっと授かった子どもの名前をたくさん考えたのが伺えます。泥にまみれながらきれいな花を咲かせる蓮は、両親にとっての蓮くんそのものなのでしょう。強くたくましく成長しますように。

ベストエピソード大賞 わかなちゃん

 中2の兄ちゃん、中1と小5の姉ちゃんズに、赤ちゃんができたことを報告したら、姉ちゃんズは大喜び♡なのに、兄ちゃんは「あ、そ」とそっけない態度。
 赤ちゃんが女の子とわかり、家族で名づけ会議。いろんな名前が出てくるなか、兄ちゃんは変わらずそっけない態度。ほぼ決まりかけていた名前がお友達の妹にいたことが発覚し、また振り出しに。みんなで悩んでいると……。
兄ちゃんが「『わかば』はどう?」とボソっと一言。6月は新緑の季節で、新緑のように元気に育ってほしいと思うからと。すぐ字画やバランスをみてイマイチだと伝えると、「なら、同じような意味で『わかな』は?」とまたまたボソっと。「中1の姉ちゃんがひらがなだから、この子もひらがなにしたら?」とまたまたまたボソっと(笑)。字画、バランスもいい感じ!
これで「わかな」に決定!! わかなの名づけ親は、兄ちゃんです
 あとで聞いてみると、赤ちゃんが生まれることは嬉しいし、実は名前もいろいろ考えていたそうです。でもそれを知られるのは恥ずかしかったそうです。難しい思春期(笑)。生まれると、兄ちゃんはわかなにデレデレ(笑)イクメンです。
 わかなもそんな兄ちゃんに甘えん坊です♡

編集部のコメント

中2のお兄ちゃんが名づけ親のわかなちゃん。興味がなさそうなふりして、実は家族のことを思っていることがよくわかるエピソードです。パパよりもイクメンになりそうなお兄ちゃんと優しいお姉ちゃんに見守られてすくすく育ってね、わかなちゃん。

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