【生後8カ月~9カ月】成長、生活リズム、離乳食と授乳、過ごし方のポイント【医師監修】
おすわりがさらに安定して、振り向いたり、おもちゃで遊んでも倒れなくなります。はいはいをする子もたくさんいます。記憶力が発達し、人見知りがピークに。運動量とともに離乳食の量も増えてきます。
赤ちゃんの成長
男の子
・身長:約67.7〜73.6cm
・体重:約7,400〜9,600g
女の子
・身長:約66.0〜72.0cm
・体重:約7,000〜9,100g
※身長・体重はの「平成22年度厚労省調査」から、男女別に10-90パーセンタイルの値を記載。10g単位は四捨五入しています。また、早産のお子様は修正月齢(出産予定日からの月齢)でお考えください。
・はいはいを始める子も
・人見知りがピークに
・名前を呼ばれると振り向く
・人差し指と親指で小さな物がつまめる
腰、背中、首の筋肉がしっかりして、ひとりでおすわりができるようになります。おすわりした姿勢で横を向いたり、振り返ってもゴロンと転がらないようになります。おすわりして、お気に入りのおもちゃでひとり遊びをするのは自立心が芽生えてきた証拠です。はいはいをする子も出てきますが、個人差があり、はいはいをしないでつたい歩きするようになる子もいます。言葉への反応をするようになり、自分の名前を呼ばれると振り返るなどする赤ちゃんもいます。両手をパチパチと打ち合わせることもできるようになります。
生活リズム
・夜はパジャマに着替えさせる
・早寝早起きの生活を保つ
・昼間は活動的に過ごす
はいはいができるようになったら、赤ちゃんが動いでも安全なスペースを確保しましょう。家の中が難しいときには、児童館や子育てセンターへ行き、体を動かす機会を持ちましょう。昼間たっぷり体を動かすことで、夜ぐっすり眠れるようになります。朝は8時までに起床し、夜は21時までに就寝できると理想的です。
おっぱい・育児用ミルク・離乳食
・離乳食を食べる量が増える
・まだ栄養のメインはおっぱいと育児用ミルク
はいはいができるようになると、運動量が増して食べる量も増えてきます。生後9〜11カ月ごろの離乳食へのステップアップのために、モグモグと口を動かし、舌で食べ物を押しつぶしているか確認してみてください。食べない日が続いたときには、食べたことのない食材や味付けの物をあげると、急に食べ出すことも。
この時期のポイント
はいはいのスタイルはさまざま
おなかを床につけてはいはいをする赤ちゃんもいれば、両手とひざをついた体勢で進む赤ちゃんもいます。その子の体の条件でいろいろですから、異なっていて当たり前と考えましょう。
赤ちゃんゾーンは危険防止対策をしましょう
はいはいをしたりつかまり立ちをすると、予期せぬことがよく起こります。きちんと閉めておいたはずのクローゼットの扉が全開し、赤ちゃんが入り込んでいて驚かされたり、ピンやブローチ、小銭なども赤ちゃんの大好きな遊び道具です。誤飲が多いのもこの時期です。危険な物は手の届かないところに置いておきましょう。
いないいないばあで遊ぼう
記憶力がつくことで、自分の予測通りに物が出たり消えたりすることに夢中になります。いないないばあ遊びやハンカチでおもちゃを隠す遊びを繰り返しやりたがります。赤ちゃんの反応を楽しみながら一緒に遊びましょう。
TODOリスト
□玄関やキッチンにはゲートを
□コンセントにはカバーを
□ローテーブルには物を置かない
□体をたくさん動かす
□夜の授乳を減らしていく
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