【生後7カ月~8カ月】成長、生活リズム、離乳食と授乳、過ごし方のポイント【医師監修】
手をつかなくてもおすわりができるようになります。ママや近くの大人の行動に興味を示し始めます。一方で、身近な人への愛着が強くなり、人見知りをする子も多くなります。初めて行く場所で泣き出すような「場所見知り」も出てきます。
赤ちゃんの成長
男の子
・身長約66.4〜72.2cm
・体重約7200〜9400g
女の子
・身長約64.8〜70.7cm
・体重約6800〜8800g
※身長体重は「平成22年度厚労省調査」から、男女別に10-90パーセンタイルの値を記載。10g単位は四捨五入しています。また、早産のお子様は修正月齢(出産予定日からの月齢)でお考えください。
・おすわりが一人でできる
・ずりばいを始める子も
・人見知りをする
手で支えなくてもおすわりができるようになります。おすわりが安定するとB型ベビーカーが使えるようになります。おなかを床につけたまま前に進む「ずりばい」をする子も。指の動きはさらに発達します。いつもと違う人や場所では泣き出したり、笑わないなど人見知りをする赤ちゃんが増えるのもこの時期です。
生活リズム
・夜はパジャマに着替えさせる
・お出かけは午前中に
・お昼寝は1時間以内
・手や顔を拭くなどの生活習慣をスタート
7カ月になったら基本的な生活習慣を身につけていきましょう。朝の着替えと洗顔、食前や外出後に手を拭くなどを繰り返すことで生活習慣が身につくだけでなく、風邪予防等にもなります。体を動かすことが好きな時期なので、午前中にお出かけをし、お昼寝は寝すぎないようにすると、夜ぐっすり眠れるようになります。お友だちと児童館や公園で積極的に遊びましょう。
おっぱい・ミルク
・離乳食は2回食に
・離乳食から30〜40%の栄養を取る
生後7カ月になったら炭水化物、タンパク質、ビタミン類を含む栄養をバランス良く取りましょう。タンパク質なら、鶏のささみや胸肉。白身魚なら鯛やタラがいいでしょう。食後に飲みたいだけおっぱい・ミルクをあげてください。
生後7〜8カ月ごろの離乳食の目安
赤ちゃんの舌は出したり引っ込めたりする前後の動きだけでなく、上下の動きも加わるようになります。食べ物を舌で上あごに押しつけて、モグモグしながらつぶして食べられるようになります。初期のとろとろの離乳食から1カ月経ち、ごっくんと上手に飲み込めるようになったら次の段階へと移行しましょう。
生後7〜8カ月ごろのかたさを覚えましょう
生後7〜8カ月ごろの食べ物の固さの目安は指でぷにゅっとつぶせるくらいの、ちょうど豆腐くらいの固さです。野菜なら2~3ミリくらいのみじん切りにします。
1食分の量は赤ちゃんに合わせて
1日の授乳タイムのうち2回を離乳食に。赤ちゃんが食欲のある時間帯がベストです。栄養補給はまだおっぱいやミルクからが主なので、離乳食の量は赤ちゃんが食べられるだけにしましょう。離乳食を食べてから、食後のミルクといった順で進めます。
たんぱく質、ビタミン・ミネラル、穀物をバランスよく
まだ油っこいものは無理です。肉なら鶏肉のササミを使うなど工夫してください。また、豆腐などはうらごししなくても大丈夫になります。舌触りがよく、のどを通りやすい食べ物が赤ちゃん好みです。魚や肉などパサつきやすいものは、さっと片栗粉をまぶしてからゆでると水分が失われず、しっとり食べやすいので試してみてください。
この時期のポイント
ママやパパの体を使って遊ぼう
腰がしっかりしてくるこの時期になると、赤ちゃんは体を使ったダイナミックな遊びが大好きになります。立て膝をして滑り台のようにしてみたり、ママやパパがあお向け寝て、すねの上に赤ちゃんを乗せて遊ぶと大喜び。怖がる赤ちゃんもいるので様子を見ながら楽しみましょう。
喃語が豊かになる時期です
「バア、バア」など発声練習のようなおしゃべりの仕方から、7カ月ごろには声のトーンに感情がこめられているのがわかります。ママやパパは赤ちゃんのおしゃべりの調子に合わせて、いろんな言葉を話しかけて、もっと豊かな喃語を引き出してあげましょう。
人見知りは赤ちゃんの成長の証
ちょっと用事があっておばあちゃんに預けようとしたら、大声で泣き出します。なんてこともあるのがこの時期。ママへの強い愛着を示すのは、赤ちゃんの心が発達してきた証拠です。大人の愛着に明確な差が出てきていることがわかります。
動きやすい服装に
動きが活発になり、発達する時期。赤ちゃんの動きを妨げない洋服を着せてあげましょう。サイズが大きすぎると手足が自由に動かせなくなってしまいます。上下分かれた服はこのころから着せてもいいでしょう。
TODOリスト
□離乳食のレシピを増やす
□2台目ベビーカーをチェック
□体を動かす遊びをしよう
□絵本をたくさん読もう
□働きたいママは保育園情報を調べる
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