【生後10カ月~11カ月】成長、生活リズム、離乳食、過ごし方のポイント【医師監修】
つかまり立ちやつたい歩きができるようになります。興味がある物に指をさしたり、「こんにちは」「バイバイ」などのかわいい仕草ができる子も。手づかみ食べは、赤ちゃんの食べる意欲を育てるので積極的にさせてあげましょう。
【赤ちゃんの成長】
男の子
・身長:約69.8〜75.9cm
・体重:約7,800g〜10.0kg
女の子
・身長:約68.1〜74.3cm
・体重:約7,300〜9,500g
※身長・体重は「平成22年度厚労省調査」から、男女別に10-90パーセンタイルの値を記載。10g単位は四捨五入しています。また、早産のお子様は修正月齢(出産予定日からの月齢)でお考えください。
・つかまり立ちが安定する
・つたい歩きを始める子も
・指さしをしたり、バイバイなどができる
・言葉が少し理解できるように
「こんにちは」「バイバイ」などのしぐさができるようになります。大人のまねをするのが大好きな時期です。言葉を少し理解できるようになり、ママが「それ、ちょうだい」といって手を出すと、手に持っていた物を差し出したりします。できたときにはたくさんほめてあげましょう。今までわしづかみしかできなかった手先の動きも、このころになると指を使ってつまみあげることができます。キッチン用品などいろいろな道具をおもちゃにしたり、テレビのリモコンを操作してみたり、大人が使っている物には何でも興味を示します。
生活リズム
・3回食の時間を保つ
・公園など外で遊ぶ習慣を
・昼寝は16時までに起こしましょう
・夜20時には寝かしつけましょう
3回食にも慣れてきたら、外遊びの時間をたっぷりとるようにしましょう。お天気のいい日は公園へ行き、一緒に滑り台やブランコに乗ることでダイナミックな遊びに慣れていきましょう。また、葉っぱや砂に触ることで触感を覚えることができます。夜は20時までに寝かしつけができていると、親御さんもそのあとの時間がとれて、ゆっくりできます。
おっぱい・育児用ミルク・離乳食
・離乳食は3回食
・手づかみ食べをしよう
手づかみ食べがしやすいレシピを取り入れましょう。食欲旺盛な赤ちゃんだと、お皿に手を伸ばして手で食べたがることも。3回食になったら、取り分け離乳食もしてみましょう。大人の食事の味つけ前に取り分けるだけで、赤ちゃん用のごはんを作ることができます。
この時期のポイント
手づかみ食べをたくさんさせよう
食べる意欲を育てるだけでなく、手先の運動にもなります。中には、赤ちゃんが手づかみ食べをすると汚してしまうから……と心配する親御さんもいますが、床にレジャーシートを敷くなどして対策を。食べたい物を自分で食べる喜びを赤ちゃんにも味あわせてあげましょう。
やりとり遊びをしよう
「ちょうだい」「はい、どうぞ」という声をかけると、やりとり遊びができるように。生活の中でも取り入れてみましょう。例えば、ごはんのときにスプーンを「はい、どうそ」と言って渡したり、赤ちゃんが公園で小石などを拾ったら「ちょうだい」と言ってみましょう。
外出後は手洗いをしましょう
つたい歩きが盛んになるこの時期、外に出る機会もますます増えていきます。外出をしたら必ず手洗いをさせる習慣をつけましょう。外で遊んでいると、寒い季節でも汗をたくさんかくことがあります。風邪をひかないようこまめに着替えをさせるようにしましょう。外に出るときはシャツやカーディガンなど脱ぎ着しやすい服を着させてあげてください。
つかまり立ちが安定したらパンツ型おむつに
いつまでテープ型がいい、いつからパンツ型がいいという決まりは特にはありません。赤ちゃんがしっかりつかまり立ちができるようになると、おむつ替えの時に寝転ぶのをいやがる子が多いため、パンツ型に変えるケースが多いようです。
【TODOリスト】
□離乳食は3回食
□手づかみ食べをさせよう
□赤ちゃんをたくさん褒めよう
□外遊びを習慣にしよう
- 9〜11カ月ごろの離乳食の進め方とヒント>
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